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10話 ページ11

いやいやいや

ないて

そんなはずないて


そう思って俺は


何度も見た


じっと見た



やっぱそうや 間違いない





「サムー!! 大変や 大事件や!」


俺はすぐに歩いてきた道を引き返して勢いよく玄関のドアを開けた


「なんやねん ツム 大きな声出して」


すぐにさっき見た光景をツムに言おうとしたが

やっぱり見てはいけないものを見た気がして言葉に詰まるが

自分の心の中に留めて置くのは無理やと思った



「北さんが… 二人で歩いとってん 百瀬と」


「百瀬って誰やねん」


「俺と同じクラスの 女バレの」


「あー」



サムの興味のない返事が理解できない


「なんっでそんな反応薄いねん!」


「いや あんま知らんし」


「知らんとかちゃうやん! あの北さんが女子と二人で歩いとったんやで!」


「見間違いちゃうん」


「俺が見間違うわけないやんっ 何度も見たわ」


「北さんが… 女子と!?」


俺の必死の訴えにようやくサムも事の重大さを理解した


「そういえば この前北さんがうちのクラスに来たとき "百瀬さん"って呼んどったわ しかもそのあと百瀬の顔 赤なっとってん!」


「もしかして二人は付きおうてる…」


「あかん! サム! その想像はあかんて! もしそうだったら… 俺は毎日北さんの横で授業を受けてるのと同じことになる…」


想像しただけで凍死寸前


凍りついた俺に追い打ちをかけるように



「侑! 醤油は?」





俺はサムにジャンケンで負けて頼まれた醤油をスーパーに買いに行く途中やった



「もっかい 行ってくるわ…」

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設定タグ:ハイキュー , 北信介 , 宮侑   
作品ジャンル:恋愛
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ローミー(プロフ) - ありがとうございます!キュンキュンしてくれて良かったです! (2021年4月5日 15時) (レス) id: 6346088ebc (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - めっちゃ好きです…!良い作品ありがとうございました!ギュンギュンしてやばかったです! (2021年4月4日 22時) (レス) id: 27afdf50c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ローミー | 作成日時:2020年12月30日 15時

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