幼なじみ 大谷翔平 ページ8
「Aー!昼ごはん一緒に食べよー!」
学校の昼休み。
幼なじみの翔平が私の教室に来た。
『ん、ちょっと待ってー。』
人気者の翔平だから、教室中の女子からの視線が集まる。
皆、目がハートになってる。
『ちょ、翔平。教室前で大声で叫ばないでって言ったじゃん!』
「えー。だってそっちのが手っ取り早いじゃん。」
いつも空き教室を使ってお昼ごはんを食べる私達。
野球の話だったり、先生の話だったり、色々話す。
やっぱり翔平と話してて飽きないな。
授業おわりの放課後。
部活中の翔平を教室で待つ。
ガラガラと扉が開く音がした。でもそこに翔平はいなかった。
そこにはいわゆる一軍女子と言われるような子が立ってい
た。
「ねぇ。翔平くんと付き合ってんの?」
と、私の机を勢いよく叩きながら聞いてくる。
『つ、つきあってないよ。』
そう言うと、その子は鼻で笑って
「じゃあ、翔平くんと関わるのやめてもらえる?」
『…え』
「正直邪魔なんだよね。昼休憩も、放課後も、ずっと付き添ってんじゃん。」
「翔平くん、迷惑って言ってたよ。」
じゃ、と言ってその子は教室をあとにした。私はとんかちで頭を殴られたような衝撃を受けて固まるしかできなかった。
『翔平にとって私は迷惑だったんだ…。』
涙がぼろぼろこぼれてきた。
「A。」
上から聞き慣れた幼なじみの声がした。
『え、あ…しょ、翔平…。』
すると、腕を引かれ、彼のがっちりとした胸に収まった。
「おれ、迷惑なんて思ってないよ。」
私を抱きしめる腕の力がどんどん強くなっていく。
「A、幼なじみやめようよ。」
『…は。』
「恋人に、なっちゃおうよ。」
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ゆとう(プロフ) - 夜さん» こちらこそ毎回素敵なリクエストありがとうございます!非常に助かっております…!続編書くことにしました!🙂これからもよろしくお願いします!! (12月2日 14時) (レス) id: 94228774a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆとう(プロフ) - Mさん» ありがとうございます!😄そう言って頂けて嬉しいです!😆続編書くことにしました!これからもよろしくお願いします😀 (12月2日 14時) (レス) id: 94228774a9 (このIDを非表示/違反報告)
夜(プロフ) - いつも素敵な小説ありがとうございます✨ 1章完結おめでとうございます!ゆとうさんの書く小説とても好きなので是非続けて頂きたいです! (12月2日 11時) (レス) id: 56a1cf3ff0 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ゆとうさん» もちろんです!またぜひお願いします☺️!ゆとう様のお話毎回更新楽しみにしてるので是非続編も書いて頂けたらと思います🥰 (12月1日 23時) (レス) @page50 id: 12bc3fbac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆとう(プロフ) - Chocoさん» リクエストありがとうございました!😁返信が遅れてしまい申し訳ございません…。期待に添えられていそうで嬉しいです😄またのリクエストお待ちしております🙌 (11月28日 6時) (レス) id: 94228774a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆとう | 作成日時:2023年9月3日 17時