マフラー 周東佑京 ページ48
俺はいつまでこいつの話を聞いていればいいのだろうか。
「甲斐さん！俺の彼女すごいと思いません！？」
「わかった、わかったから。落ち着け佑京。」
かれこれ体感1時間ぐらい俺はずっと佑京の彼女の惚気話を聞いている。
適当に聞き流しても、熱心に話しかけてくる。
メンタルが鋼すぎる、そう思った。
どうやら彼女がマフラーを編んでくれたらしく、こいつはるんるんで誰彼構わず自慢している。
俺はそれに運悪く引っかかってしまった。
「いや〜一週間前ぐらいからなんかやってるな〜とは思ってたんですよ！」
そしたらほら！と言って俺の目の前にばっとマフラーを突き出してきた。
彼女さんの名前はたしかAちゃん、だったっけ。
お店で出しても申し分ないぐらい編み目がしっかりとしていた。
すると、後ろから源田が現れた。
俺はすかさず助けを求める。
「ちょ、助けてくれ。」
そう言うと、源田は表情を変えずに、
「無理。俺もそれ体感二時間ぐらい食らったから。」
と俺に向かって言い放った。
心底面倒くさそうな顔をしていた気がする。
どうやら、近藤や牧原も食らっていたらしい。
「さすが俺の彼女ですよね〜。って聞いてます？俺の話。」
佑京は帰ろうとした源田を止めてまた延々と話し始めた。
「最近寒くなってきたじゃないですか。」
「だから寒いなーってずっと思ってたんですけど。」
「そしたらAがいつのまにか編んでくれてて。」
「俺一言も寒いだなんて言ってないのに！」
「すごいと思いません！？観察眼が！」
さっき聞いた。
もう聞き飽きた。
いますぐAちゃんをここに呼んで、こいつを連れて帰ってほしい。
きっと源田も同じことを考えているであろう。
佑京は淀み一つない顔で笑っていた。
「Aは俺の自慢の彼女っす！」
「いつかお二人に会わせますね！」
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ゆとう(プロフ) - 夜さん» こちらこそ毎回素敵なリクエストありがとうございます！非常に助かっております…！続編書くことにしました！🙂これからもよろしくお願いします!! (12月2日 14時) (
レス) id: 94228774a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆとう(プロフ) - Mさん» ありがとうございます！😄そう言って頂けて嬉しいです！😆続編書くことにしました！これからもよろしくお願いします😀 (12月2日 14時) (レス) id: 94228774a9 (このIDを非表示/違反報告)
夜(プロフ) - いつも素敵な小説ありがとうございます✨ 1章完結おめでとうございます！ゆとうさんの書く小説とても好きなので是非続けて頂きたいです！ (12月2日 11時) (レス) id: 56a1cf3ff0 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ゆとうさん» もちろんです！またぜひお願いします☺️！ゆとう様のお話毎回更新楽しみにしてるので是非続編も書いて頂けたらと思います🥰 (12月1日 23時) (レス) @page50 id: 12bc3fbac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆとう(プロフ) - Chocoさん» リクエストありがとうございました！😁返信が遅れてしまい申し訳ございません…。期待に添えられていそうで嬉しいです😄またのリクエストお待ちしております🙌 (11月28日 6時) (レス) id: 94228774a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆとう | 作成日時：2023年9月3日 17時
