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敬語 高橋宏斗 ページ29

神崎さんリクエスト


『宏斗さん!』

僕の彼女、Aちゃん。
可愛くて、僕よりちっちゃくて、年下の彼女である。


でも少し彼女に言いたいことがある。

それは、付き合ってもずっと敬語で喋ってくるということだ。


「Aちゃん、僕に対して敬語使うのやめない?」


『え、宏斗さんに対してですか…?む、無理です!』

宏斗“さん”

付き合ってるんだから外してくれてもいいのに…。

「え〜、宏斗”さん“やめてくんない?」

彼女の瞳のなかには困惑の色が濃く映っていた。


そこからずっと、外して、外せない論争が始まってしまった。

ずっと言いたかったけど、なかなか言えなかったんだから。と思い、僕も僕で引くわけにはいかなかった。

『ど、どうしてもですか?』

彼女が少し折れてきた。
それを感じ取った僕は彼女に少しだけ圧をかける。

かわいそうだけど、今だけは僕のわがままを聞いてくれ。

「うん、どうしても。だめ?」

上目遣いで訴えかける。

Aちゃんの目が揺らいでいる。

『わ、わかりました。ひ…宏斗。』

Aちゃんの顔が真っ赤になっていく。

自分でもテンションが上がっているのがわかる。
口角が自然と緩んでしまう。

「じゃ、敬語も外してみよっか!」

また、困惑の顔に変わった。
こう見ると、コロコロ表情が変わっておもしろい。


『うぅ、分かっ…た。』

俺は咄嗟に彼女に抱きつく。
やっと言えたことの爽快感と、敬語を外してくれた喜びが一気に弾けてきた。

そして、僕はニヤリと微笑んだ。

「敬語つけたら罰ゲームね。Aちゃん。」

残業 高橋奎二→←倦怠期 山崎颯一郎



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ゆとう(プロフ) - 夜さん» こちらこそ毎回素敵なリクエストありがとうございます!非常に助かっております…!続編書くことにしました!🙂これからもよろしくお願いします!! (12月2日 14時) (レス) id: 94228774a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆとう(プロフ) - Mさん» ありがとうございます!😄そう言って頂けて嬉しいです!😆続編書くことにしました!これからもよろしくお願いします😀 (12月2日 14時) (レス) id: 94228774a9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも素敵な小説ありがとうございます✨ 1章完結おめでとうございます!ゆとうさんの書く小説とても好きなので是非続けて頂きたいです! (12月2日 11時) (レス) id: 56a1cf3ff0 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ゆとうさん» もちろんです!またぜひお願いします☺️!ゆとう様のお話毎回更新楽しみにしてるので是非続編も書いて頂けたらと思います🥰 (12月1日 23時) (レス) @page50 id: 12bc3fbac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆとう(プロフ) - Chocoさん» リクエストありがとうございました!😁返信が遅れてしまい申し訳ございません…。期待に添えられていそうで嬉しいです😄またのリクエストお待ちしております🙌 (11月28日 6時) (レス) id: 94228774a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆとう | 作成日時:2023年9月3日 17時

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