バッティングセンター 岡本和真 ページ24
『二人で行けるとこでいいって言ったけどさ…』
『バッティングセンター来る?!普通！』
和真とデートだと思ってちょっと期待した。
雰囲気のあるお店でも行くのかと思ってた。
「ええやん、楽しいで。」
そう言ってそそくさとバットの準備をし始めた。
プロ野球選手のバッティングをこんなに近くで見られるならまぁいいか。
と、椅子に腰を掛ける。
すると、さっきまで黙々と準備をしていた和真が私をじっと見つめてきた。
「なんで座っとるん。」
と言って、手を招いてきた。
『え、和真が打つんじゃないの？』
「俺が打ってもしゃあないやろ。ほら、はやく。」
と私を強引にバッターボックスに入れた。
じゃ、行くでと和真はスイッチをポチッと押した。
ぎゅんと私の目の前を球が通過した。
「何してるん、バット振らんと当たらんよ？」
そんなこと知ってる。けど打てない。
『初めてだから、振り方分かんない…。』
和真は少し目を見開いた。
そしてバッターボックスに入ってきて、
「いい？こうやって振るの。」
と私の腕を後ろからつかんできた。
和真が私に後ろから抱きつくような体勢に、思わず顔を赤らめる。
和真はいたって真剣だ。
「分かった？」
和真の声にハッとする。
『あ、うん。わかったから一回離れて…。』
まずい、こんな顔和真に見せられない。
「？なんでそんな顔赤くなってんの。」
『なんでもない、なんでもないから…。』
結局今日はあんまり当たらなかった。あたっても3,4回。
『もうちょい当てたかったな〜。』
「初めての割には振れてたし、当たってたほうやん。」
そこから他愛もない会話をして家に帰る。
こんな時間が続けばいいな。
『和真の言った通り楽しかった。』
「せやろ？」
私は自然と笑顔になる。思い出で笑えるなんて幸せだ。
『和真は？たのしかった？』
「Aの真剣な顔とか見れて楽しかった。」
「また、来ような。」
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ゆとう(プロフ) - 夜さん» こちらこそ毎回素敵なリクエストありがとうございます！非常に助かっております…！続編書くことにしました！🙂これからもよろしくお願いします!! (12月2日 14時) (
レス) id: 94228774a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆとう(プロフ) - Mさん» ありがとうございます！😄そう言って頂けて嬉しいです！😆続編書くことにしました！これからもよろしくお願いします😀 (12月2日 14時) (レス) id: 94228774a9 (このIDを非表示/違反報告)
夜(プロフ) - いつも素敵な小説ありがとうございます✨ 1章完結おめでとうございます！ゆとうさんの書く小説とても好きなので是非続けて頂きたいです！ (12月2日 11時) (レス) id: 56a1cf3ff0 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ゆとうさん» もちろんです！またぜひお願いします☺️！ゆとう様のお話毎回更新楽しみにしてるので是非続編も書いて頂けたらと思います🥰 (12月1日 23時) (レス) @page50 id: 12bc3fbac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆとう(プロフ) - Chocoさん» リクエストありがとうございました！😁返信が遅れてしまい申し訳ございません…。期待に添えられていそうで嬉しいです😄またのリクエストお待ちしております🙌 (11月28日 6時) (レス) id: 94228774a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆとう | 作成日時：2023年9月3日 17時
