幼馴染 Yuma Kagiyama (ページ38)

今日:11 hit、昨日:13 hit、合計:7,531 hit

7月 ① ページ38

今日は1年で1番大切な日、私の誕生日

誕生日の前日の夜はベランダで優真とお喋りして日付が変わる前に帰ってそれから眠るっていうのが毎年の決まり決まりじゃないけど毎年誕生日の前日になるとこうなるんだよね

優｢明日の誕生日楽しみにしてて、明日は夕方に帰ってくるからそれからお誕生日会しよう？｣

私｢え！明日お昼いないの？｣

優｢ちょっと用事が入ったいつも朝からお祝いしてるのにごめん｣

毎年私の誕生日は朝からお祝いしてくれてどこか出かけたりケーキ作ったりとかしてくれたのに悲しいなぁって思ってしまう

優｢そろそろ寝る？｣

私｢うんそうしようかな、じゃあおやすみ｣

優｢おやすみー｣

ほんとは朝起きた時から祝って欲しかったけど幼稚園児でもないしそんな小さなわがままを言うのもおかしいよね、祝ってくれるんだし明日の昼は1人で映画でもみようと思って眠りについた

今日は休みだし誕生日だし二度寝して起きてリビングに行ったら優真がテレビを見ていた
夕方頃帰ってくるんじゃなかった？あれ？もしかしてもう夕方？って思い時計を見るとまだ11時

私｢え？優真なんでいるの？用事は？｣

優｢もう終わった、早く準備して俺の部屋きて｣

それだけ言うと優真はさっさと帰ってしまった

1番お気に入りのワンピースを着て急いでメイクして優真の家へ向かう
優真の部屋は2階の階段を上がったすぐの部屋

私｢優真？入るよ｣

ドアを開けるとクラッカーの音と火薬の匂いが漂ってきた

優｢お誕生日おめでとう！｣

突然のことに驚いて言葉が出ない

優｢何驚いてんのー？はい座って座って｣

私｢ありがと｣

優真に言われるがままテレビの前に座ってジンジャーエールを貰った

優｢じゃあまずは1個目のプレゼントね｣

渡されたのは優真のタブレット

｢電源入れて開いてみて｣