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駿くんに最寄り駅まで送ってもらい私は帰る途中にコンビニに寄った。
優真、取材の後だし疲れてるよね。なんか買っておこうと思ってドーナツを3つとカフェオレを買った。
家に着いてそれらを適当に床に置いて、学校の課題をしながら優真を待つ。
しばらくして隣の優真の家の部屋の明かりが着いたことを確認すると私は優真の家に向かった。
優｢あれ、(A)どうかした？｣
私｢ちょっと話したいことあるんだけど、疲れてない？｣
優｢大丈夫だけどどうしたの？まあ上がりなよ｣
私｢おじゃましまーす。あ、これあげる。｣
さっき買ったドーナツとカフェオレを差し出す
優｢これ俺が好きなやつ。流石わかってんじゃん｣
私｢まあね｣
部屋に上がらせてもらうと丁度お笑い番組が流れてたので私もソファーに座って観させてもらうことにした。
しばらくお笑い番組を2人でみて時々笑ってるともう30分も経っていた。
どうしよう、なんて切り出そうか、、、と悩んでたら優真が口を開いた。
優｢で、何？話って｣
私｢あ、、えっ、、と｣
なんて言おうか脳内で考えていたはずなのに実際言うってなると言葉につまる。
私｢あのね、色々考えてたんだけど、優真に意見聞きたくて｣
優｢そうなんだ｣
私｢優真は私が現役復帰したいって言ったらどう思う？｣
優｢え？｣
私｢私やっぱりまだスケートがしたい。｣
その途端雰囲気が沈んでしまって沈黙が流れる。
優｢それ俺が決めること？｣
やばいなんかちょっと怒ってる、、、、
私｢そうじゃなくて優真の意見ききたくて｣
優｢他の人はなんて？｣
私｢駿くんはやってみなよ、みたいなこと言ってた。
明日コーチに相談してみようかなって思ってる｣
また2人の間に沈黙が流れた。優真は何か考え込んでるようだけど私は気まずくて下を向く。
少し経ったあと優真が重い口を開いた。
優｢最終的に決定するのは(A)だから何も言わないけど、1意見として俺は反対。｣
私｢え、、、｣
予想してなかった答えに私は絶句する。
心のどこかで優真は絶対賛成してくれるはずって思い込んでた。喜んでくれるって思ってた。
でも1番賛成して欲しかった人に反対されて私は頭が真っ白になっていた
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作者名：ハルカ | 作成日時：2021年5月31日 20時
