SnowManと私、圧倒的不仲です。

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「やだ、帰んない」

高「ちょっとこの酔っ払いどうにかして？」

「やだよー、帰らないよー、ここにいたいよー、」

京「ほらほら、覚悟決めて」

「うぅ…きょもが冷たい」

樹「うし、帰るぞ」




飲み会が終わる頃には私の酔いはピークに達していて、そりゃあもう呑んだ。浴びるほど。
そうすれば、目覚めた時には担当が変わったなんて夢だったんじゃないかって。




北「…樹、頼むな」

樹「おー、」



そんな会話が聞こえて、体が一気に軽くなって樹におんぶされていることに気づく。





…私ね、みんなが、SixTONESが大好きだったよ。






薄れゆく意識の中でそんなことを思いながら、私は完全に眠りについた。





樹「…A？鍵どこ？」

「…ん、」

樹「家着いたから、鍵どこ？」

「…んー、ば、…っく」

樹「ん、」




次に目を覚ましたらもうマンションの部屋の目の前で、樹が隣で顔を覗き込んで私の頭を一回ポンと撫でると鞄に徐に手を入れた。




樹「ほら、水持ってきてやるから」

「ん、」



バタバタとキッチンに歩いて行った樹は、
すぐにコップに水を入れて持ってきてくれる。




…思えば、私いつもみんなに助けられたな。
こうやって何回も酔い潰れた時も、
もちろん仕事でも。



樹「…泣いてんの？」

「ん、」

樹「俺ら、離れてもAのそばにいるよ」

「ん、」




伸びてきた両手がぎゅっと私の体を包み込んで、
私はその手に捕まりながら止まらない涙を流した。

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