SnowManと私、圧倒的不仲です。

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「…ん、ちょっ…ま、て、樹」

樹「無理もう待てない」

「ちょ、ん…や、じゅ、り」

樹「…好き、大好き、A」

「…ん、待ってってば！」




ベットの上、乱れた服、目の前にはいてて、と頭をさする樹。



「…ちょ、一回落ち着こう」

樹「俺はずっと落ち着いてる」

「…落ち着いてない、全然」

樹「…ダメなの？」

「…ダメっていうか…その、」




…何でこうなった。
ご飯を食べて洗い物をして、2人仲良くテレビを見て、お風呂に入ろうと寝室に着替えを取りに来て、




「…だめ、まだ」

樹「えー」

「…チャラいもん、樹」

樹「待て、断じて俺はちゃらくない」

「…やだ、チャラい」




着替えを持って逃げるようにお風呂場のドアを閉める。「おい、」って呼び止める声が聞こえたけど、そんなの無視だ、無視。




「…はぁー、」




シャワーを浴びながら深いため息が出る。
樹がちゃらくないってのはわかってる。
そりゃ男の子だしきっとモテるし、
それなりに経験があるってのも何となくわかるよ。





でも本当の樹は、優しくていつだって私を大切にしてくれてた。




…嫌なわけじゃない。
だけど、どうしても躊躇ってしまう自分がいる。




樹「Aー？」

「ちょっ、わっ！何？！」

樹「俺も入っていい？」

「ダメ、絶対ダメ。」





樹にも、誰にも話してない私の小さな秘密。
…湯船に浸かってブクブクと沈んでそんな事を思い出した。

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