酔った翌日目が覚めたら元彼がガン見してきてた。【五条悟】

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恐らく何も覚えてなさそうな顔をしているA




僕の前から勝手に居なくなった上に昨日の自分の馬鹿さ加減も忘れるなんて




なんて自由で身勝手なんだろう




わがままな女









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暗く冷めた部屋のソファー倒れ込むように腰掛ける









五「ふぅ...」








目隠しを無気力に外す




外したところで真っ暗なのには変わりないけど




電気をつける気にもならずそのままソファーに寝転がる




自分の身長に合わないソファー




彼女の好み




よくここで居眠りしてたなぁとその時の寝顔を思い出す




このソファーに腰かけると必ずと言っていいほどに思い出す









あぁ恨めしい呪ってしまいそう




あんなにも愛してたのに、一方通行だった？




本当に自分勝手




どれだけ探しても見つからないなんて









五「A...帰っておいで.....」









ガチャッ









『たっだいまぁ〜』









重い瞼が一瞬で開いた









『あぇ、いないのぉ？』









玄関からは呂律の回ってない声が聞こえる




その声は、よく覚えてる、忘れない




咄嗟にソファーから起き上がって声のする方へ足を動かす




真っ暗闇に小さな人影









明かりが付けられ視界に入ったのは




僕といた時とは違い、女の格好をしたAだった




僕の存在に気づいた途端、ふにゃっと笑い








『ただいまぁ、そーた』









知らない男の名前を呼んだ

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