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A
若干寝不足になったけど(笑)
なんとか早起きをして、引越し作業にとりかかった。
ちゃーんと照も手伝いに来てくれて、たつやが業者の人と動いてる間、カーテン外したり掃除したり一緒にやってくれた。
照「Aー」
『なにー?』
照「同棲すること翔太に言った?」
『あ、言ってない。でも、翔太に言っても「へぇ〜」とか言われて終わりそう』
照「んなことないんだって。あー見えて、俺よりAのこと心配してんだよ。」
『え、そうなの?』
照「うん。Aがふっかと付き合った時も俺にすごい聞いてきてマジでうざかったんだから。でも、ふっかのこと信頼できるいいヤツだって言ったら「照が言うなら間違いねぇ」って大人しくなった。」
『照って本当すごいね』
照「翔太は不器用だからな…。まぁ、俺も翔太もAが幸せならそれでいいんだけど!」
『私、幸せだよ!』
照「んなこと、わかってる! ちょい、いいから手も動かせ!」
『あぁ、はい…』
まだ結婚したわけではないけど…
この時、少しだけ淋しくなるなって思っちゃった。
照も翔太も私も、大人になったんだなぁーって。
もし2人が先に結婚してたら、私、そのお嫁さんに嫉妬してただろうなぁ…
よかった。
私が先になりそうで。笑
そんなことを考えながら、最後に拭き掃除をしていたらたつやが戻ってきた。
ふ「ふぅーー 終わった。あ、照!車お願い」
照「おぅ、こっちもちょうど終わったよな?」
『うん、終わったー!!行こっか!』
照の車に乗り、新居へ向かった。
さっきは処分する物が多くて運び出すのに時間がかかったけど、新居に運ぶ大きな家具はそんなになくて予定より早く引越しが完了した。
照が用事あるって途中で抜けたけど、30分くらいで戻って来て
照「はい、これ」
ん?何?
大きな風呂敷に何かが包まれていた。
ふ「なに?開けていい?」
照「うん」
ふ「おぉー!そば!」
『そば?』
照「だてさんからの引越し祝い」
ふ「まーじー?だてさんありがと〜」
『すごーい!美味しそう!照もありがと!』
3人で引越しそばを食べてから、少しまた片付けて。
照は夕方から出勤で、一度車を置きに行かなきゃって早めに帰って行った。
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作者名:ふな | 作成日時:2020年12月6日 23時