背伸び＊３

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A




実家に行ったあの後、また不動産屋さんに行った私達は手続きをすませた。

急だったけど実家に行っておいてよかったー。

たつやは次の日からまた忙しくなって、あの日のあとに実家行ってそれから不動産屋さん行って手続きするなんて余裕なかったと思う。



そして、
引越しまであと2週間。


たつやの仕事も少し落ち着いてきて、今日は久々の土曜休み。


『ジムに一緒に行くの久しぶりだね〜』


ふ「俺２ヶ月ぶりだよ！だから照に会うのも２ヶ月ぶり」


照には同棲することも、私の実家に連れてったことも言ってある。

照、どんどん私達が離れていくようで淋しいんだってー。笑
今日なんて言われるかな…



ジムに着くと受付けで待ち構えてた。

照「ふっか！」

めちゃくちゃ嬉しそう。


ふ「おお〜照！ひさしぶり！」

たつやも嬉しそうで、久しぶりの再会で肩なんか組んじゃったりして。


2人とも可愛いなーなんて思いながら

『私先に着替えてはじめてるねー！』

更衣室にむかった。


ふ「おっけー！じゃあ後で」

別メニューだから帰る時まで別行動。

たつやは照とトレーニングしてるみたいで時々笑い声と叫び声が聞こえる。笑

懐かしいな、この感じ。



トレーニングを終えてシャワーと身支度をすませて受付け横の椅子に座って待ってるとたつやが来た。

『おつかれさま』

ふ「おつかれー！体やばい…」


照「おまえら、引越したら邪魔しに行きまくってやるからなーー」


『いいよ！でも、引越し手伝ってね？』


照「なんでそーなるんだよー」


ふ「照、頼む！」


『お願いっ！』


照「わかったよ…いってやるよ！」

面倒くさそうに照はそういうけど、一番の戦力になってくれるのわかってるよ。笑


『ありがと！ じゃあ、また連絡するね！』


照「はいよーーー。ふっか、あんまムリすんなよ」


ふ「うん、おっけ！またなー」


私達はジムを出て、家具と家電を見に行った。

冷蔵庫、オーブン、炊飯器…
ほとんど私に決めさせてくれたけど…


ふ「ベッドは買い替え決定だからね！」
ニヒヒヒって、ダブルベッドを見てるたつや。

『はいはい』

ベッドを決めるのにずいぶん時間かかったなぁー
これだけは俺が決めるんだって張り切ってる。

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