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A




不動産屋さんを何軒かまわったけど、条件とか家賃とかぜんぜん話し合わないで行ったから、まずはこんな感じの部屋があいてるよーっていう資料をもらってきた。

それでも、夢が膨らむなぁぁ。


それと、

今行ったとこで店員さんに「奥様」なんて言われちゃったよ…


ふ「なにニヤニヤして」


『ニヤニヤしてないじゃん』


ふ「えー?奥様って言われてからずっとニヤニヤしてるけど」


『うそっ、してた?』


ふ「うん、今もしてる」


『うるさいなぁーー』



この後、私のお家に向かって2人で詳しく話し合って、色々まとめた結果ちょっとお値段高くなるけどそこは2人で出すからいいかってことで、来月末に完成する新築の賃貸マンションにしようってなった。


『ここ1番気にいった間取りなんだよねぇ!早く申し込まないと取られちゃうかもね』

私がそう言うと


ふ「待って、でも俺その前にAのご両親に挨拶しておきたい」って。




で、お母さんに連絡してみると
母「今からでも来る〜?」って。

ずいぶん急だな、たつやにだって心の準備がね…

一応たつやに聞いたら
「行く」って。

行くんかい。


そんなこんなで今急遽、電車に乗って私の実家に向かってる。


ふ「俺、こんな格好だけど大丈夫かな…」

『大丈夫だよ』


ふ「髭ちゃんと剃れてる?髪変じゃない?」

『大丈夫!!』



ふ「Aのお父さん怖い?」




『大丈夫だって!うちのお父さんぜーんぜん怖くないから安心して!!』



ふ「ほんと?あー緊張するー」



たつやならすぐ気に入られるはず。

でも彼氏を紹介するのは学生の時以来で実は私もちょっとドキドキしてる。


夕方になり、暗くなり始めた頃ようやく実家に着いた。

ふ「え?ここ?家でっけー!」


『よし!たつやいい?開けるよ?』


ふ「っしゃ! いいよ」


ガチャ

『ただいまーー』

ふ「おじゃまします」



母「はーい。いらっしゃーい。えーっと、たつや君?」


ふ「はい。深澤辰哉といいます。今日は急にすみません。あの…これどうぞ…」


ここに来る前に急いで買った手土産を渡した。


母「あらっ、ご丁寧にありがとう。さっ、あがってー」


ふ「はい。おじゃまします」


『ふふっ』
ガチガチに緊張してるたつやを見てちょっと笑っちゃった。

ふ「笑うなー」
って小声で言うからギュッと手を繋いで


『ありがとね』
私がそう言うとニコッてわらった。

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作者名:ふな | 作成日時:2020年12月6日 23時

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