背伸び＊３ (ページ37)

今日:17 hit、昨日:7 hit、合計:128,545 hit

＊１３２ページ37

A

一緒に歯磨きをしてベッドに入ろうとした時、

ふ「Aに似た子供…可愛いだろうな」

『え？子供？』

ふ「あ、いやいや。Aがそのまま小さくなったような子供って可愛いだろうなぁって思っただけ」

『なにそれー』

ふ「なんでもなーい」

そう言いながらゆっくり倒されてキスされた。

ついさっきまであんなにひょうきんな顔してたのに、スイッチが入ると途端にかっこよくなる。

私はこのギャップにやられているんだろうな…

それから、会えなかった時間を取り戻すかのようにたくさん愛し合った。

次の日

今日はなにも予定ないし、疲れてるだろうから起こさないでおいてあげようかな…

私はそーっとベッドから出て、キッチンに向かった。
昨日買ってきた食材で朝ごはんの準備をして、ソファーに座ってテレビを見てたら

ふ「おはよ…ごめん、もしかして起こしてくれた？」

たつやが起きて来た。

『おはよう。ううん。起こしてないよ！今日は私のこと気にしないで寝てていーのに』

そう言うと私の手を取って

ふ「じゃあ、もっかい寝よーよ。Aも来てよ」

ベッドに連れて行かれて、
たつやが先に入って隣をポンポンってして待ってる。

私が寝転ぶとすぐに抱きしめられて、

ふ「ずーーーっとこうしてられたらいいのになぁ」
ってホワホワの声で言うたつや。

『そうだねー』

ふ「あのさ」

『んー？』

ふ「少し前から思ってたことあるんだけど。引っ越そうかなって」

『引っ越し？でもまだここ1年半くらいしか経ってないんじゃ…』

ふ「A、俺と住まない？」

『え？住むって同棲するってこと？』

ふ「うん、そう。そしたら忙しくても毎日会えるじゃん。どお？」

『うん、それいい考えだね！それに私もうすぐマンションの更新あるんだった』

ふ「良かったー！実はさ、前にAんちに更新のお知らせのハガキ来てたの見たんだよねー。それで一緒に住めたらなぁって。きっと賛成してくれると思って時間ある時ネットで物件見てたんだ」

そっか。
忙しいのにこんなこと考えてくれてたんだ…

『たつや、ありがと！だいすき！』

ふ「だから、その…下から見上げるの反則だからね？」

あーーもぉーって
ジタバタしだした。笑