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ふっか
『ふっか?観覧車って恋人同士が乗る物じゃない?』
そう…なのかな…
まぁ、並んでる人見たらおそらくカップルだらけだけど…
そして、俺は乗りたいなって思ったけど。
Aちゃんがノリ気じゃなさそうだから…
ふ「じゃー…やめとく…か?」
『うん、そろそろお腹空いて来たし!帰りなんか食べて帰ろうよー』
あっさり断られちゃったけど…
やっぱりAちゃん、俺のこと好きじゃないんじゃない!?
またバスと電車に乗って馴染みのある通りへ帰ってきた。
ふ「Aちゃん、今日もお酒飲まない?」
『うん、飲まない!』
ふ「お酒大好きなのに?」
『うん』
ふ「どうして?」
『お酒好きだけど、弱いのわかってるもん。もう迷惑かけたくないし』
ちょっと拗ねたように言うから
ふ「本当は飲みたいでしょ?」
『………………ぅ…ん』
ふ「ん?」
『いじわるだ、ふっか』
ふ「ふはっ、ごめん。 飲も?」
『でも私…』
Aちゃんをそうさせてるのは何?
俺と飲むのがイヤとか?
ふ「俺はAちゃんが酔っ払って寝ちゃっても迷惑だと思わないよ?Aちゃんがお酒好きなことも、弱いことも、眠くなっちゃうことも初めて会った時からわかってる。それでも俺はAちゃんと飲みたいから言ってるんだけど。それでもイヤだったら諦める。」
ちょっと勢いで強く言いすぎたかも…
『ふっか怒ってる?』
ほら…強く言いすぎた…
Aちゃんが困ってる…
ふ「怒ってない、怒ってない。ごめん。も、やめよ!飲むの無し!ごめん! 普通にご飯食べるとこどっかないかなぁー」
スマホで検索しようとしたら
『ごめんね』って。
あーぁ。
Aちゃん悪くないのに謝らせちゃった。
ふ「そーだ!ご飯食べたらいいとこ連れてってあげる!」
『どこ?』
ふ「それはあとのお楽しみ!」
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作者名:ふな | 作成日時:2020年11月25日 9時