背伸び＊2 (ページ15)

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A

ふっかは先に更衣室に行った。

私がんばったよね？

どこも変じゃなかったよね？

顔近くて心臓飛び出るかと思った。

ふっかってあんなかっこよかった！？

横顔がキレイすぎて見惚れちゃったよ…

早くさくらに報告したい！

さ「お待たせー！聞いて！照くん私に付いてくれるって！筋肉サイコーだね！腕の筋とかたまらん！」

『もぉ～！ちゃんとトレーニングしてよね』

さ「わかってるよー！」

『さくらさ、今日のほんとの目的忘れてないよね？』

さ「すまん…忘れてた。で、どうだった？」

やっぱりね…泣

『さくらがたっぷり筋肉に見惚れてくれてたおかげで明日の約束できた！』

さ「ほんと？すごいじゃん！私に感謝しなさい！」

『ありがとうございますぅ～！』

なんでお礼言ったの私。笑

さ「イケメンだし、優しい感じ！あの感じは脈アリだと思うけどなぁ」

『頑張る！』

さ「おっ！頑張れ！」

さくらが来てくれて良かった。
照の筋肉で頭がいっぱいなところが心配だけど…笑

着替えてトレーニングルームに戻ったら

ふっかがストレッチしてた。

さ「私、あっちに来てって言われてるから行ってくるね。あはーーっ。楽しみ楽しみ！」

ってさくらはルンルンで照が待ってる方へ行った。

ふ「結局俺ら2人だねー」

『ホントだね』

ふ「明日、楽しみだな」

ほんとに？
ほんとにそう思ってくれてる？

『私も！ずーっとどこにも行ってなかったからどっか行きたくて！』

ふ「それ、相手ホントに俺でいいの？」

『いいから私が誘ったんだよ？』

ふ「そっか。」

そうだよ。

ふっかと居たいんだよ、私。

『それに、ラーメン屋さん行くんだからね？私、ふっかの彼女なんだよ？』

ふ「そうだった！」

私ふっかの彼女なの。
あの時間だけ。
　
チャーシューが目的じゃないんだよ？
ふっかわかってる？

わかってるはず、ないよね。