シークレットラブ【Mizuki.I】 (ページ19)

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「っちょ、瑞稀」

瑞稀「学校であんなこと言っていいの？バレたら合コンつってたよな？」

なんで立場逆転してんの。
いつの間にか瑞稀が私を責めるみたいな構図が出来上がってる。

「瑞稀、これなに」

瑞稀「されててわかんねえ？壁ドン」

「ちがっ、そういう事聞いてるんじゃなくて」

瑞稀は余裕そうな笑みを浮かべてる。
うざい。

「なんで？」

瑞稀「んー、強いて言うとしたら、付き合ってるから？」

「でも本当につ、」

瑞稀「ギャラリーいるし、俺のものだって見せつけとかなきゃ？」

私の言葉を遮るようにしてもう1度「ね？」と言った瑞稀の目線を追うと、

「うきしょ、」

浮所「っわりい」

私と目が合うと浮所は逃げるように駆け出した。

「ねえ瑞稀」

瑞稀「追いかけんの？」

「追いかけないけど、もう浮所いなくなったから」

至近距離に瑞稀の顔が近くにあって恥ずかしい。
肩を押すと呆気なく剥がれた。

代わりに、抱きしめられた。

昨日ぶり。

無理。心臓がもたない。

瑞稀「浮所と話さないで」

「…なんで」

瑞稀「気付けよいい加減。分かれ」