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部長「オマエらふざけてんのか！」
さっきの怒号がゲンコツが飛んできそうな怒号なら、
今の怒号は鉄拳が飛んできそうだ。
部長「舐め腐ってんのか！失礼すぎるだろ！
特に永瀬！あんなガッツいて！」
永瀬「がっつく！？別にがっついたわけちゃいますよ！？いくらなんでも友達の彼女に…」
部長「謝罪の電話は入れとけよ。さっき俺が謝った時は気にしてなさそうだったからいいけど、どうしてもトラブリそうだったら担当から外すからな」
担当から、外す…。
そんなことされたら！
平野「それだけは嫌っす！
担当からは外さないでください！」
担当から外されたらAとの接点が
なくなってしまう。それだけは避けたい。
部長「なんかやる気だけはあんな、
何があったかは知らんが失礼のないようにな」
平野「はい！」
永瀬「わかりましたー…」
部長が去った後、もらった名刺を取り出して眺める。
名刺には間違えなく『神宮寺 A』と
印刷されてある。
俺の知ってるAの苗字は神宮寺。
神宮寺なんて珍しい苗字に下の名前はA。
それに見た目もちょっと大人になっただけのA。
人違いなわけない。
永瀬「どー考えてもあれはAやったやろ」
平野「…俺もそう思うんだけど、さ」
永瀬「なんで俺らのこと忘れとるん！？意味わからんのやけど！あんなキレイさっぱり忘れることある！？」
ほんとにAはキレイさっぱり俺らのことを忘れてた。
平野「電話、かけるか」
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作者です。
すみません、お話の□03を飛ばして□04を挿入してしまいました。
お手数ですが□03をもう一度読んでから□04を読んでくださると嬉しいです。
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作者名：ski | 作成日時：2020年3月26日 21時
