ヒーローは、アナタ。2【K.Y】 (ページ10)

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「新婚さんってこんな感じなのかな」

「え？新婚さん？」

「…やっぱなんでもない！なんでもない！」

私の聞き間違いじゃなかったら新婚さんって言ったはず…
やだ、絶対また顔赤い

私はうどんスープの袋を開けながらそう思った。

「あのさ」

「はい？」

「すっごい今更だと思うんだけどさ」

「…はい？」

「なんか…抵抗？みたいなのないの？」

「なんのですか？」

「ここに来たこと」

「あったら来てませんよ？」

あーそっかー
そうなのかー
なにかすごい独り言を言ってる優太くん。
ちょっと嬉しそうだけど
ちょっと悲しそう。
やっぱ、断っとけばよかったのかな

「女の子が男の部屋に上がるってさ、2通りだと思うんだよね個人的に」

「2通り？」

「うん。その男の事が好きで何されてもいいと思ってるか、そいつを男として見てないか」

鍋がぐつぐついってる。

「もうそろそろうどん入れます？」

袋に入ってるうどんに手を伸ばすと
手が重なった。

「Aちゃんはどっち？」

「…あの」

「どっち？」

これ
どうしよう
どう答えるのが
正解？

今が
告白すべき
タイミング？

そんなわけないよね

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大変長らく更新していなくてすみませんでした！
これからぼちぼち更新していこうと思います。