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永瀬と平野はとにかく不憫だと思う。









「大丈夫なん?」

「何が?」

「昨日まで休んでたやん」

「ああ、大丈夫大丈夫」




大丈夫じゃないけどAのおかげで大丈夫。
あまり長く休むと学校に行きにくくなるし。
不審がられるだろうし。





「生理?生理痛ひどかったん?」

「永瀬ほんとデリカシーないね。せめて女の子の日って言ってよ」

「なんで?生理でええやん」

「大きな声で言わないでよもう!ってか永瀬こそ大丈夫?泣いてもいいんだよ?」

「誰が泣くかボケ!」





A、少しは永瀬も見てやって。
私はもちろんAの恋を1番に応援するけど
永瀬のことも少しは見てやって。
永瀬が良い奴って、Aが1番分かってるはず。

平野だって。
Aのこと幼馴染でもないのに下の名前で呼んで
毎日声掛けて
でもAが好きってこと永瀬に気を遣って永瀬にも言えなくて。





でも3人の恋が同時に叶うことなんてない。




誰かひとりの恋が叶ったら
ほかの2人の恋は叶わなくなる。






だけど私は
Aの恋を応援する。




「ねえ永瀬」





ねえ永瀬





「無理にAを好きじゃなくならなくていいんだよ」






無理に好きになるのを辞めるなんてできない。







「Aを好きでいていいの。もしあの二人が付き合っても、将来結婚しても、子供が出来ても、ずっと好きでいてもいいんだよ」






人を好きになるって
大切な事だから。

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設定タグ:岸優太 , 永瀬廉 , 平野紫耀   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ski | 作成日時:2018年10月27日 15時

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