"気"アレルギーを持っている私が、サッカーを死ぬ気で楽しむ話。【アレスの天秤】 (ページ4)

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発作2回目ページ4

部活の無い日々は退屈で、強化委員をしているみんなの顔をちょくちょく見に行っていたら
あっという間に半年くらいの月日が経った。

そうそう、

貴女「なえぇぇえええ！！久しぶり！もう不足過ぎてやばかった早く遊ばないと私萎れちゃう。
で、急にどうし…え⁈ サッカー始めたの⁈」

という感じで、昼休みに友達がサッカーを始めたっていう連絡が来たんだよね！
それで私も無性にサッカーがしたくなったから、今日は河川敷で自主練することにしたんだ！

会社の社長とかが集まるパーティで仲良くなった白兎屋なえっていう陸上が上手い子で、染岡さんがいる白恋の子なんだよねー！

そういえば染岡さん、全然会ってないよなぁ…
なえもサッカー部入ったんだし、そろそろ白恋に行ってみよっかな

ちなみに、私は特例で強化委員をしない代わりに全ての学校のデータ管理をすることになったの！
これも相当な重労働なんだよねおわかり轟さん？

＊＊＊

貴女「わ～っ…！めっちゃ久しぶり…！！
うーん、まずはリフティングからしようかな」

今日はKFCのみんなの練習は休みみたいで、河川敷は貸し切り状態だった。

ボールをケースから出して、リフティングをする。

貴女「あぁあやばい、めっちゃ鈍ってきてる…」

飛びかたが安定しないボールを必死に足ですくって、また変な方向に飛ばす…をずっと繰り返す。
やばいやばい、基礎が出来ないとか必殺技がほぼ使えない私にとってな死活問題だわ。
いや、他の選手も死活問題なのには変わんないけど、いやでも必殺技ばんばん出せる人からしたら…
まぁとりあえず、これから毎日基礎練しよう思います。

そんな決意を固めながら蹴っていると、感覚を思い出してきた。

よっし！もうここまで続けられたら、どこまで出来るか挑戦するわ！

？？「A？」

貴女「ぎゃっ！！」

新しい挑戦は、誰かさんが私を呼んだせいですぐに終わってしまった。
誰もいないと思ってたのに急に呼び掛けられたからまじで心臓止まるくらいびっくりした(白目)