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葵は、ずっと抱えてたいんだ、闇を。
周りは、葵を見て羨ましいと、幸せそうだと、そう言った。
その言葉を言われる度に、きっと葵は胸が強く張り裂けそうになったと思う、どんな気持ちだった？どんなに辛かった？
何も知らずに、いいなあ、いいなあ、と寄ってくる周りが。
何も分かろうとせずに、いいよね、葵は可愛くて、葵は人生の勝ち組だね、って言う奴らが。
それでも、葵はいつも笑顔でそんなことないよ、って言ってた、誰も傷つけることなく。
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俺？
俺は、すごく憎かったよ。
あの雷と大雨の日、葵は俺に助けを求めに来た。
葵は自分のお父さんは、すごく乱暴で金遣いが荒くて酒癖も悪くて何かあったらすぐ手を出すような人だって、いつか言っていた。
あの日も、そんなお父さんを葵のお母さんが注意をしたらしい。
すると、それだけで頭にきた葵のお父さんは葵のお母さんに何度も暴力を奮ったらしい。
それが怖くて、逃げてきたって。
「………ねえ、それって」
「ん？」
「……腕の」
「ああ、転んじゃったんだよねー」
学校の帰り道、葵の左腕に確かに傷跡があった。葵はサッと隠すようにして平気な顔して笑っていたけど。
自分は何もされてない、なんて嘘じゃん。葵はだって、お父さんから暴力奮われてたんだろ？
なんで言ってくれなかったの、
なんて。ごめん。馬鹿だよね、俺。
俺が一番馬鹿で、最低な奴なんだ。
どうして、あの時もっと早く気づけなかったんだよ。
葵が言葉にして俺に言うわけがない、だって、俺に言ったらきっと不安にさせて心配かけるって思ってただろうから。
それくらい、葵は人思いだったから。自分より、周り優先。
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中学三年生、夏休み前
葵が、学校に来なくなった。
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＊。薔薇色。＊(プロフ) - 第2章も楽しみにしてます！第1章が幸せな終わり方だったので、第2章で健人くんがどう動くのか凄く気になります！応援してます＾＾ (2017年8月12日 19時) (
レス) id: 957a016e5f (このIDを非表示/違反報告)
ずみこ。(プロフ) - ＊。薔薇色。＊さん» 有難うございます！第1章がそろそろ終わって、第2章へと突撃するつもりです！ぜひ着いてきてくださると嬉しいです！更新頑張りますね！ (2017年8月12日 1時) (レス) id: 9d6691450a (このIDを非表示/違反報告)
ずみこ。(プロフ) - みーちゃんさん» 有難うございます！そろそろ長かった第1章が終わります！話はまだまだこれからなので是非そこでも見ていただけると嬉しいです！更新頑張りますね！ (2017年8月12日 0時) (レス) id: 9d6691450a (このIDを非表示/違反報告)
＊。薔薇色。＊(プロフ) - とっても、面白いです！続きがとっても気になります！更新頑張ってください＾＾楽しみにしてます！ (2017年8月11日 16時) (レス) id: 957a016e5f (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん - とっても面白いです！！！更新頑張ってください！続き楽しみです！！！ (2017年8月10日 22時) (レス) id: e3b44cf0ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずみこ。 | 作成日時：2017年7月22日 21時
