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sk side
いつもの様に夜の嫁タイムを楽しんでいると、ピコンっと通知がくる
こんな時間に誰だろう？
｢えっ、あべちゃん？｣
トークには、あべちゃんから"会いたい"という一言だけが送られてきていた。
普段のあべちゃんならこの時間に連絡はしてこない。
したとしても今大丈夫？とか夜遅くごめん、とか必ず断りの一言を添えてメッセージを送ってくるはずだ。
そのあべちゃんが、この一言だけを送ってくるということは、きっとなにかあったに違いない。
あべちゃんは昔から悩み事は1人で抱え込んでしまうタイプで。
たった1人で悩んで悩んで、
もう限界、ってなった時にやっと助けを求める
そうなる前に気付いて助けてあげられたらいいんだけど、やはり会えていないとそれができなかったみたいだ。
でも、
恋人である俺があべちゃんにしっかり寄り添えていなくてどうする
あべちゃんがこんなに追い詰められるまで助けてあげられなかった自分を悔やんだ。
今すぐ助けに行かなくちゃ！
そうと決まれば即行動。
お気に入りのアニメのパーカーを着て、ポケットにスマホを突っ込み、ドアを開けて夜道へ走り出した。
ab side
ゆっくり歩きすぎて、いつもより時間がかかってしまった。
やっとだ。
次の角を曲がれば家に着く。
少し足を早めて右に曲がれば、夜道に目立つ金髪がふわふわと風に揺れているのが目に入った
｢…さくまっ｣
やっと、会えた
名前を呼べば、手元に向いていた顔がこちらを向き、そして優しく微笑んだ
『おかえり、あべちゃん』
鉛のように重かった足も、真っ暗だった心も、佐久間を一目見るだけで嘘みたいに消えていて
思わず佐久間の元まで駆け寄って、俺より一回り小さい体に柄にもなく思い切り抱きついた
『うおっ…ふふっ、よしよし』
佐久間は小柄だけど筋肉質な体でしっかりと俺を受け止めて、肩に顔を埋める俺の頭を撫でた。
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momo(プロフ) - ありがとございます。最高です！ (2021年5月12日 19時) (
レス) id: 2cdc36b657 (このIDを非表示/違反報告)
よみ(プロフ) - momoさん» momo様 コメントありがとうございます。嬉しい限りです(;_;)素晴らしい設定ですね…！ぜひ書かせていただきます！完成までしばらくお待ちくださいm(_ _)m (2021年5月7日 20時) (レス) id: 8c4bf891de (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 突然失礼します！お話とても好きで更新楽しみです！リクエストなんですが個人差のお話の二人の設定で、佐久間くんが嫉妬してあべくんを襲おうとするけど結局さくまくんが襲われるお話が見たいです。どうかご検討ください！ (2021年5月7日 16時) (レス) id: 2cdc36b657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よみ | 作成日時：2021年5月4日 0時
