paradigm

個人差があります absk ページ11

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sk side







『…っぐ、ぁ………は…っ』


「はぁっ…ふふっ……ね、さくまっ…くるしい？」





仰向けになった俺の上に跨って、

上気した顔で心底楽しそうに笑いながらそう問う阿部ちゃん







すらりとしたその綺麗な指は、今、俺の首を隙間なく包み込んできつく絞めあげている






体は酸素を求めて呼吸しようとするけれど、
それも虚しくただ口をはくはくと動かすことしかできない




手はぐちゃぐちゃになるまでシーツを握り、
足はベッドの上を暴れ回る







くるしい、くるしいよ、阿部ちゃん











でも、







まだ足りない









揺れ動く視界の中で阿部ちゃんの瞳を見つけて、


声が出せないから、今できる精一杯の笑顔を返す









「ふふ、まだ余裕な感じ？

…いいよ、もっとしたげる」








阿部ちゃんはそう言うと、更に手に力を込める





腕に浮き上がる血管と、力んだ表情


上がった口角と、そこから漏れる妖艶な吐息


狂気しかない、その鋭い三白眼の双眸




全てが俺の為のものだと思うと、体の奥がゾクゾクする









あぁ、視界が白んできた


生理的な涙が目尻を伝ってシーツに染みを作る




意識が朦朧として、目の前の阿部ちゃんの顔もぼやけてきた








そうそう、この感じ




たまんないね








苦しくて苦しくて、







最高に気持ちいい









「っさくま…はぁっ、…その顔…すっごいそそる、っ」








よく見えないけど、あべちゃんもすっごく嬉しそう



あべちゃんがよろこんでると、俺もうれしい









でも、

そろそろほんとにしんじゃうかも





なんもかんがえられなくなってきた









きもちい、

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