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自分が発しようとした言葉を整理しよう
妾は、ダリに「美しい」と言わせようとした
そう、言わせようとした
人間界にいた時はこんなことなかったのに
妾の美しさが通用していない…?
いや、そんなことはない!
廊下ですれ違った奴らは、妾に見惚れていた
オペラといいダリといい…
あぁ、そうだ
簡単な話ではないか
「これから時間をかけて妾の虜にしてみせる!」
「せいぜい首を洗って待っていろ!」
ダリの横を通り過ぎ、図書室を後にした
あ、本を棚に戻し忘れた
__________________________
ダリ side
呆然としている自分を置いて、出て行ってしまった彼女
入学式では、彼女の言葉に思わず跪いてしまった
圧倒させたのだ。自分も含めてあの場にいた全員が
言葉だけじゃなく、オーラ、立ち振る舞い、声、容姿、全てに
そして、さっきの
入学式で見せた威厳溢れる姿ではなく、欲しいものが手に入らなかった時の子供のような姿。
なんて言うんだっけ
あ、そうそう、ギャップ萌えってやつ
机に置いてある本を撫でる
この本は、彼女がさっき読んでいたもの
きっと、これまでの彼女の人生で跪かなかったものなどいないのだろう
そして、これからも
いつか僕も、自分の意思で彼女に跪く時が来る
ダリ「恐ろしいね」
本当に
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月乃派(プロフ) - 凄い(^o^)続きが楽しみです\(^o^)/ (7月30日 23時) (レス) @page9 id: 67461f2801 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - やばい、、、みててとても楽しいッッッッ (7月19日 18時) (レス) @page8 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あーちゃん | 作成日時:2023年7月12日 1時