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やばい、恥ずかしい。
中島くんの前で名前教えるとか。
心臓飛び出そう。
裕「どーした、顔赤くなってるぞーっ!」
「嘘っ!」
裕「ほんとだよ笑
よろしくね、Aちゃん。」
え、名前呼び!?
「う、うん。
よろしく、中島くん。」
裕「裕翔でいいよ」
急にそれはやばい。
普通に考えて無理。
嬉しいけど...
嬉しいけど!!
恥ずかしいよ…
「ゆ、裕翔?」
裕「うん、それでよし!
じゃあな!また本借りに来る!」
「う、うん。
じゃあね中島くん。」
裕「裕翔な!
ばいばい!」
手振ってる...
振り返した方がいいのかなあ。
あっ、もう行っちゃった。
...ってなにこれ。
何この急展開。
たった数分でこんなになるもの?
「ゆう...と。」
たった3文字。
その3文字が、私の心を締め付けた。
きゅん、とした。
ねえ、あのチャラいっていう噂は?
ただの優しいイケメンじゃない。
でも、すぐに名前聞くってことはチャラいのかなあ。
自覚症状、過多。
___私はあなたのことが好きです、
裕翔。いや、中島くん。_____
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作者名:日下揺薇 | 作成日時:2017年10月31日 23時