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2人だけになった会議室の沈黙を破ったのは西島さん
西「Aちゃん、送ってくよ」
「いや、大丈夫です」
西「もう遅いし！送ってく！ね？」
なんだか引き下がらなさそうだし、元はと言えば西島さんが引き止めたわけだし…
いっか、乗っちゃえ
「じゃあ…お言葉に甘えて」
西島さんが車で玄関まで来てくれて、わざわざ運転席から降りて助手席のドアを開けてくれた
「わざわざありがとうございます。でも助手席ぐらい自分で開けれますから、心配しないでください。」
西「Aちゃんならそう言うと思った」
なんてちょっとはにかんだ笑顔
「え？」
西「俺がやりたいだけだから、Aちゃんはついて来てくれればいいよ」
なんだそれ。
優しく笑う西島さん
だけどどこか儚くて悲しげ
心が締め付けられるような
そんな笑顔
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作者名：歌音 | 作成日時：2017年8月20日 20時
