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結局、彼は見つからなかった。
「 亮ちゃんの家行こっかな… 。 」
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って、本当に来ちゃったよね。
合鍵持ってるから入れたけど、肝心の家主はいない。
なんか、可哀想なことしちゃったかも。
ぼーっとしながら彼を待っていた
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『 …、 A っ ？ 』
「 ん、亮ちゃん？ 」
いつの間にか帰ってきてた彼
『 そんなとこで寝てたら風邪ひくよ 』
「 亮ちゃん、ごめんね 」
『 何が？』
「 何の日って聞かれたとき、バレンタインって知ってたの 。 これ、 」
用意していたものを渡す
『 やっとくれた 、 でも俺別に怒ってないよ？ 』
「 え？だってあのまま帰ってこなかったじゃん」
『 いや、あの時ふつーに戻ろうと思ったんだけどスタッフの方に呼ばれちゃって』
なんだ、と安心した自分 。
『 あ、でもちょーっと気に食わないことはあったかな 』
「 なに？ 」
『 1番にAのチョコを貰ったのが俺じゃないってことかな 』
りゅうくんに会って、自慢されたとのこと。
「 それは、本当にごめんね？ 」
『 じゃあ、チョコ食べさせてくれたら許す 』
袋を開けて一つ出し、渡してくる。
「 はい、 あー 」
自分が蒔いた種だからね、こればかりはしょうがないと思い彼の口に運ぶ 。
『 ん、 甘いね 』
「 うん、チョコだもん 」
『 ありがと 』
「 うん 」
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.
『 そーいえば、色んな人からチョコ貰っちゃった 』
「 わぁ 、大量 」
鞄の中から出てくる大量のお菓子
「 モテる男は大変だぁ 」
『 (本命だけで、充分だけどね… )』
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続く (更新停止中)
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作者名：ぴてゃ。 | 作成日時：2018年12月13日 22時
