支え合って - SixTONES - (ページ7)

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Taiga side
￣￣￣￣￣

まさか鍵開けっぱなんてことないよなって

一応聞いたら開いてる、だって。笑

ドアを開けると玄関に座り込んで苦しそうに呼吸してる樹

京｢樹？大丈夫？来たよ、俺きょも。わかる？｣

樹｢けほっ、ごめっ、んっ｣

京｢なんで謝るんだよ(笑)いきなりこうなったの？｣

喋らすのは申し訳ないけれど、原因を突き止めないと。

樹｢わ、かんない、ごほっ｣

京｢そっかそっか、ごめんね、ほら乗って｣

樹はガリガリだからおんぶなんて余裕

服が散らかった部屋のベッドに寝かせて

家の冷蔵庫から持ってきた水を渡して

背中を摩ると、ちょっと落ち着いてきたみたい。

樹｢っはぁ、つかれた｣

京｢最近風邪ひいてたもんね。悪化しちゃったかな｣

樹｢ん、そうかも、ごめんね？夜遅くに｣

京｢あーもう、いいってそれは。俺が来たくて来たんだし。｣

樹｢きょも、寝ていいよ｣

京｢樹が寝ろよ(笑)俺も眠くなったら寝るからさ｣

幸い明日は6人での仕事で入り時間が同じで

一緒のタイミングで家を出れるから、よかった。

それから気づいたら寝てたらしく、樹の咳で目が覚める。

俺を起こさないようになのか、口元を布団で抑えながら震えている。

京｢樹、樹、楽にしな、ちょっとでも楽な体勢｣

すると起き上がろうとするから背中に手を回す

壁にもたれかかってはぁはぁと肩で息をするから

ほんとに風邪か？、なんて嫌な予感がする

生理的な涙を目に浮かべて、俺に倒れ込んでくる樹

京｢しんどいなー、樹。病院行こっか｣

そしたら嫌だ嫌だと首を横に振る

こいつ、可愛いな。笑

抱き寄せて子供をあやす様に背中をさすりながら

京｢もしかしたら喘息とかかもしれないし、一応見てもらおう？痛いことしないし、大丈夫だよ。｣

俺、何歳児に話しかけてんだ。笑

樹｢げほっ、げほっ！はぁ、こほっ、うっ！｣

京｢おっと、吐く？｣

ペットボトルの水を入れてきた袋をさっと取って口元に当ててやると

樹｢ううっ、はぁ、ぉえ、っごほっ｣

どうやら咳き込みすぎて気持ち悪くなっちゃったらしい。

背中を擦りながらケータイを取ってすぐタクシーを呼んだ。