20話 ページ21
〜雪一文字side〜
雪「ご、、ごめんなさ…」
主様はボクの腕を引っ掴んで審神者部屋に戻るとボクを殴りつけた。
前任「どうしてお前は言うことが聞けないんだ!!お前は僕のものなんだぞ!!!」
雪「ゲホッ…!や、、やめっ…!」
そして主様はボクの足に手を伸ばした。
前任「こんな足があるから…!」
雪「いや、、いやだ!ごめんなさい!!もうしないからっ!!」
そのままボクの足を…
雪「いやあああああああああああ!!!!!!!」
感じたことのない大きな痛みがボクを襲ってそのままボクの意識はそこで一旦途切れた。
目が覚めたのは夜。
ボクは多分主様がひいたのであろう布団の中にいた。
起きて一番に感じたものは痛み。
主様に負わされてしまった足の…。
ふと腕に違和感を感じて見るとボクの腕は縄で繋がれていた。
部屋を見回すと少し高いところにくくりつけられた縄。
結局ボクは立てないから届かない。
ほんとにこの中から出られなくなってしまったんだ…。
折れるまでボクはここで…。
スッ
雪「ビクッ」
前任「目が覚めたか…。」
戻ってきた主様の手に付いていたのは…
雪「主様…それは…」
前任「ああ、これ?僕の大事な雪を外に出すから仕方ないな…。」
悪びれもなくそう言った主様は懐から見慣れた鞘を取りだした。
雪「あ…。」
それは刀身が跡形もなくなった光兄だった。
ボクのせいで折られてしまった…。
大事な大事なボクの仲間が…。
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作者名:綺衣 | 作成日時:2017年6月27日 21時