ピーターパンシンドローム【緑】

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(重岡side)






大毅『のんちゃんと、西村さん！』

望『え、なに俺重岡にのんちゃんって呼ばれてんの？』

西村『えー、めっちゃウケんねんけど〜！』






そう言ってのんちゃんと西村さんは笑いだした。






俺なんか変なこと言ったんかな？

神ちゃんに怒られちゃう？






そんなことを考えていたら、『なにこれ〜』って声が聞こえた。






大毅『あ！だめっ！』

西村『かみちゃん、ずっといっしょ...？』

望『え、何書いてんのキモッ』

大毅『返して...返してっ、』






俺は精一杯追いかけるのに、のんちゃんは背が高いうえに俺の事をひょいひょいと避けるから全然返してくれへん。






大毅『返せって言ってるやんか！！』

望『はぁ？めっちゃ怒ってるやん！』

西村『重岡の怒ってるとこ初めて見た！めっちゃおもろいねんけど！』






のんちゃんと西村さんはそう言って笑ってばっか。






望『神ちゃんもこんなん見たらキモがるやろ』

西村『捨てといた方がいいんじゃない〜？』






返して、返して...






望『俺が捨てといたるわ』






返して、返して返して...






西村『破った方が見えへんのちゃう？』

望『そうやな』






それは神ちゃんにあげる大切なプレゼントやの...






返して、返して、返して返して返して...！！






大毅『うわぁぁぁぁあ！！！！』




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