れっつごー！中間んち物語！！【虹】

＊おしお...Tomohiro ページ22

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我が家のミニおかんこと智洋くん。




そんな彼に、最近少し困っています。




智洋｢おかん！おしおほしい！｣


｢お塩？何に使うん？｣


智洋｢たべる！｣




そうなんです。智洋は『塩』にハマってしまったんです。




とにかく塩味が大好き。




これが発覚したのはこの前照史とポテトチップスを食べた時くらいからでした。




照史｢とも、このポテトチップうまいやろ！｣


智洋｢おん、おいしー！ほっぺおちる｣


照史｢こっちは しお で、こっちは こんそめ っていうんやって！｣


智洋｢んー、とも しお がいい。あっくん、 こんそめ あげる｣


照史｢やったー！ともありがと！｣


智洋｢ん。｣




この会話を聞いていた時はただ単に塩味のポテトチップスが美味しかったのかなと思っていました。



しかし、次の日から智洋は『塩』という単語ばかりを口にするのです。



ごはんの時も...


智洋｢おかん！おしおとって！｣




おやつの時も...


智洋｢やっ！とも、おしおがいい！｣




挙句の果てにはキッチンに忍び込んで塩を探すようになってしまったのです。




｢とも、お塩はね？毎日食べるもんやないよ｣


智洋｢なんでなん？とも、おしおたべたいもん｣




んー、なんでって言われてもなー...



よし。妖精さん作戦実施してみるか...




｢とも、よく聞いてな。お塩はな、妖精さんが魔法をかけて作ってんの｣


智洋｢ようせいしゃん？まほう？｣


｢そ。やから、ともがお塩いーっぱい食べたら妖精さんがその分いーっぱい作らなあかんねん｣




真剣な表情で話を聞く智洋。

通じてるのかはわかんないけど...




｢そんなん、妖精さんしんどいしんどいやろ？妖精さんおらんくなったらお塩食べれへんの。とも、そんなん嫌やろ？｣


智洋｢いや！たべれへんのはいやや...とも、おしおがまんする｣


｢いいこやね｣




うっしゃ！通じたぁ！！

智洋には妖精さん作戦が有効(笑)




智洋｢ようせいしゃん、おしおいっぱいたべてごめんなしゃい｣



ふふふ。智洋が素直な子でよかったわ。









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この日から智洋は『塩』という言葉はあまり使わなくなりました。




そして、塩味のものが出た時毎回




｢ようせいしゃん、ありがと！｣




と言ってから食べるようになったのです。




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