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次の日、朝。
はぁ、どうしよう。
気分が沈む。
大毅｢Aちゃん！おはよ！！んふふ｣
｢重岡くん、おはよ、神ちゃんも！｣
智洋｢おはよぉ、はいこれ｣
｢え？｣
｢友チョコ！｣なんて渡してきたのは完成度の高いお菓子。
｢おぉ、すげぇ｣なんて照史が驚いてる。
｢神ちゃん、お菓子作り得意なん？｣
智洋｢おん！好きやねん！｣
照史｢A！Aのも見て！負けてへんでー！｣
｢はい、照史と、神ちゃんの｣
智洋｢ありがとう！クッキー？｣
｢やった、たーべよ｣って早速開けて口に放り込む照史。
毎年同じように｢んまー♡｣って食べてくれる照史を見ると毎回嬉しくなる。
智洋｢ほんま、めっちゃうまい｣
照史｢やろ！さすがA｣
楽しそうに話す2人を見ていると、ちょんちょん、と肩を叩かれた。
大毅｢Aちゃん、今日なんの日？｣
｢今日？今日はバレンタインやで｣
大毅｢バレンタイン、バレンタイン...あ！｣
｢...？｣
大毅｢チョコ！チョコの日！｣
目をキラキラさせて私を見る重岡くん。
尻尾が見えるよ、重岡くん。
大毅｢神ちゃん！チョコ！｣
智洋｢そやな、今日はチョコの日やけど、俺は持ってへんで？｣
大毅｢神ちゃん！チョコ！ちょーこ！！｣
神ちゃんに抱きついてチョコという言葉を連呼する重岡くん。
そんなにチョコ欲しいのかな？
大毅｢んー！ちょこ！わーあ！ちょこ！んんん｣
智洋｢ほら、Aがくれるから俺は作らへんって言ったやろ？｣
大毅｢あ！そう！Aちゃん！｣
神ちゃんからチョコを貰えなくてグズってた重岡くん、かわいい。
でも私のことをキラキラと見つめる重岡くんは苦痛でしかない。
ごめんね重岡くん。
私神ちゃんみたいに綺麗にできへんよ。
毎年神ちゃんから貰ってたなんてそんなん...
｢あああああ｣
照史｢A！生きろ！｣
｢んあああ、照史、むりむりむりむり｣
大毅｢あきと！Aちゃんに触らんといて！あかんの！｣
照史にしがみつこうとしたら重岡くんに怒られた。
私ってば愛されてる。
あーもう。
仕方ない、心を決めて渡すことにしよう。
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菜那香(プロフ) - 完結おめでとうございます！楽しく読ませていただきました！次の『かみやまくん。』も読ませていただきます！期待してます！ (2018年3月6日 22時) (
レス) id: c1db9a1b15 (このIDを非表示/違反報告)
葵蘭 - しげかとっても可愛いお話でしたー！シリーズ化ですか！わーーとても嬉しいです、自担が出てくるのがとっても楽しみです。次作も頑張って下さい！ (2018年3月6日 20時) (レス) id: 66b6be3986 (このIDを非表示/違反報告)
魅雷(プロフ) - しげがとてもかわいいですね！ 読んでいてとても癒されます。更新頑張ってください！!応援してますか！！ (2018年2月20日 23時) (レス) id: 4d516f1eb6 (このIDを非表示/違反報告)
はるかんぼー(プロフ) - シゲの行動を妄想すると面白くて声に出して笑いそうになります笑 (2018年1月31日 20時) (レス) id: 5130fbb993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぃたん
| 作成日時：2018年1月15日 23時
