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放課後。
「A、帰るで」 と、シゲが私を呼んだ。
「あれ、部活は?」
大毅「ない」
「小瀧くんは?」
大毅「用事」
「ほら、早よ」 と急かすシゲ。
そんなに急いでどうしたんやろ。
「なんでそんな急いでんの?」
大毅「いや、ほら、んーと、クレープ」
「クレープ?」
大毅「言ってたやん、この前。あそこ行こうや」
この前シゲに話した美味しいクレープ屋さんのこと。
行きたいなー、なんて言ってたっけ。
「覚えてたん?」
大毅「...なんとなく」
「じゃ、シゲの奢りでー」
大毅「なんでっ!!」
「むり!ぜーったい嫌や!」 と叫んだシゲ。
よかった、いつものシゲだ。
「シゲはその方がいいよ」
大毅「は?なにが!?」
「んーん、なんでもない!」
「ふふっ」 と笑うと、シゲは 「わけわからん」 と呟いて前を歩く私についてきた。
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みなみ(プロフ) - 面白かったです。 (2018年4月12日 22時) (レス) id: 147e50fb2b (このIDを非表示/違反報告)
aoringo(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです♪これからも応援しています! (2018年4月11日 23時) (レス) id: 2fc81bdf76 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年3月24日 19時) (レス) id: 0d77c7db4d (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年3月20日 20時) (レス) id: c8a682c983 (このIDを非表示/違反報告)
MAIKA(プロフ) - この小説とっても面白いです!神山くんほんと最高ですよ!頑張って下さいね!応援してます! (2018年3月14日 16時) (レス) id: dcb8dac435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴぃたん | 作成日時:2018年3月13日 21時