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大毅「Aさっきはその...ごめん」
「大丈夫」
授業が終わったあと、シゲが謝ってきた。
なんとも思ってないわけではないけど、大声を出した私にも非がある。
大毅「Aがあんなにムキになるなんて珍しいな」
「そう?」
大毅「しかも神山のことで。なんかあった?」
「特に何も」
そう言うと、「ふーん」 と口を尖らせたシゲ。
そのまま、同じクラスの小瀧くんと部活へ行った。
「...私も帰ろかな」
気づいたら教室には誰もいなくて、シーンとしていた。
「...やっぱりちょっと勉強してからにしよ」
私はそう言って、自分の席につき、教材を広げた。
しかし、教材を広げたところで、黙々と勉強ができるわけではなかった。
ノートを開いて、シャーペンを握っても
そこに書くのは英文でも数式でもなく、" 神山くん " という文字。
頭の中は神山くんのことでいっぱいだった。
「好き...なのかなぁ」
そんなことを考えていると、いつの間にか目を閉じていた。
どこからか 「A?」 という声が聞こえたのはきっと気のせいで、夢の中のこと。
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みなみ(プロフ) - 面白かったです。 (2018年4月12日 22時) (レス) id: 147e50fb2b (このIDを非表示/違反報告)
aoringo(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです♪これからも応援しています! (2018年4月11日 23時) (レス) id: 2fc81bdf76 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年3月24日 19時) (レス) id: 0d77c7db4d (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年3月20日 20時) (レス) id: c8a682c983 (このIDを非表示/違反報告)
MAIKA(プロフ) - この小説とっても面白いです!神山くんほんと最高ですよ!頑張って下さいね!応援してます! (2018年3月14日 16時) (レス) id: dcb8dac435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴぃたん | 作成日時:2018年3月13日 21時