鎌 鼬 ー カ マ イ タ チ ー【緑】

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俺と同類…
もしそうやったら…なんて考えていた。





智洋｢人間じゃないって、どういうこと…？｣

崇裕｢Aはな、俺が造ったロボットや｣

智洋｢ロボット…｣





なんや…
俺と同じやないんか…





そう思いながらAを見る。





｢ねぇパパ、どうしたの？何の話？｣

崇裕｢ん？なんもないで｣




何のことだかわからず、崇裕さんに問いかけるA。
Aがロボットだなんて信じられへん。





本当は人間なんじゃないか





そう思うくらい精巧にできている。





崇裕｢Aは機械やさかいに、変なとこまで分析してまうねん。そんでお前のこと人殺しとか言うてもうて…｣

智洋｢いや、全然大丈夫です。実際殺してるんで｣





俺がそう言うと、｢そっか…｣と困ったように笑った崇裕さん。





崇裕｢とも、よかったらやねんけどさ…俺らと一緒に暮らさんか？｣

智洋｢え…いいん？｣

｢いいよいいよ！絶対楽しいもん！ね？パパ！｣

崇裕｢ほら、Aも言ってるし、その様子やと帰るとこないんやろ？｣





そう言って笑う崇裕さんはとても温かく感じた。





智洋｢あ…ありがと｣

｢どういたしましてー！｣





こうして俺は、崇裕さんの家でお世話になることになった。



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