鎌 鼬 ー カ マ イ タ チ ー【緑】

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望｢どーぞ、抹茶ラテでーす｣





そう言って抹茶ラテを持ってきた望。
俺の前に座ってる大毅は｢うまいうまい｣と言いながらオムライスを頬張っている。


そんな大毅を見つめていると、｢あっ｣と何かを思い出したように声を上げた。





智洋｢ん？どうしたん？｣

大毅｢ともさ、カマイタチって知ってる？｣

智洋｢カマイタチ…？｣

大毅｢そうそう、俺さ、今警察官やってんねんけどー…｣

智洋｢ふーん、大毅って警察官なんや。なんか意外やな｣

大毅｢んで、五年前からの殺人事件の犯人探してんねん｣

智洋｢え、五年前？｣





結構長いこと犯人探すんやなー、なんて。
抹茶ラテを啜りながらそんなことを思っていた。





智洋｢んで、その犯人がカマイタチなん？｣

大毅｢そうそう｣

智洋｢なんでカマイタチ？｣

大毅｢なんか、殺され方が変やったのと、目撃者の証言や｣





殺され方が変？目撃者の証言？




どういうことがよく分からず、ハテナを浮かべていると、大毅が｢あー、｣と説明し出した。





大毅｢人の腕がちぎられててん｣

智洋｢えっ…｣




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