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" Kenji_morning ページ11

『朝チュンってこういうこと言うんだね』
「それって死語じゃねーの?」
『え?うそ』


昨日の夜と同じく、相変わらずムードのない私たち。
朝、二人でベッドにごろんってして、他愛もない会話をしていた。


『…腰痛い……堅治ぜんぜん優しくしてくれなかった』
「最初はしてただろ。…Aのあんな姿見て優しくできるわけねーって」
『生々しいからやめてそれ』

軽く堅治を叩けば、堅治は「へーへー」と適当な返事をする。

(本当にそういう関係になったんだなぁ)
そう考えると、今までとは関係性が全然変わってくる。


『…ふふっ』
「あぁ?なんだよ、急に笑って…気持ち悪り」
『え〜?なんでもないけど』
「その顔ウザい」
『もー、なんで』


…なんてじゃれ合っているうちに、ようやくと言っていいのかそういうムードができて、堅治の唇が私の唇に押し付けられた。


『…ふ、あは…』
「…何がおもしれーんだよ。つーかムードないとか言ってたけどムード壊してんのお前だからな」
『ない方が私たちらしいじゃん』
「ハァ?」


溶かすようなキス、噛み付くようなキス。

堅治は、いろんなやり方で私を満たしてくれて……



『…うれしい』
「何が」


私がムードを壊したのを気にしてるのか、堅治はどこかむっとしたように言う。


(ほんと、お子様なんだから)


…なんて、本人に言ったら怒られるだろうな


『…完全に堅治の女になれたってかんじがして』
「……いまさらかよ」


あえてムードを作るようなことを言えば、堅治は目を細めて私を見下ろした。



「身体許せば俺の女ってわけじゃねーだろ」
『…じゃあどうすれば堅治の女になれるの?』


そう言うと、堅治はめんどくさそうに頭を掻く。



「…あぁ〜〜、そうじゃなくて…!」
『え?…っわ、』




両頬をわしっと掴まれたと思えば、堅治は私のおでこに自分のおでこをこつん、と合わせてきて__








「もうずっと前から

Aは俺の女だったっつってんだ」









いつになく赤く染まった顔に、

思わず愛おしさがこみ上げた。

" Kei_night→←" Keiji_night



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みーこ(プロフ) - 何回読み返してもキュンです!!! (4月6日 12時) (レス) id: c244322177 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - やっぱリエーフ最高すぎてぇぇえええ!!! (2019年12月17日 22時) (レス) id: 11b994394c (このIDを非表示/違反報告)
モンブラン♪@アップルパイも捨てがたい(プロフ) - きゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!赤葦さん!!! (2019年10月25日 22時) (レス) id: 4e49721770 (このIDを非表示/違反報告)
ぷらむ(プロフ) - めちゃめちゃ好きです.....もしよろしければ北信介さんお願いできますでしょうか.....よろしくお願いします!応援しています! (2019年10月20日 18時) (レス) id: 3c9e77bd00 (このIDを非表示/違反報告)
おしるこぉ - アッ好き…文才がカンストしとる……最高です、更新頑張ってください!!あとリエーフが読めなかった← (2019年10月8日 16時) (レス) id: 3d9d1f1805 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:は お | 作成日時:2019年8月26日 0時

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