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澤村大地 ー 諭 ページ4

大地のこの表情が怒りなのか呆れなのか、それはわからないけど

私のやったことはやったことだし、きっとその両方なのかもしれない。


「……なんでしたの、浮気なんか」


浮気を始めて1ヶ月。
うまく隠せていたと思っていたのに、大地にばれてしまった。
いつから気づいていたのかわからないけど、遅かれ早かれ勘付かれてはいたんだと思う。


でも

(…私だって、無鉄砲にやったわけじゃないよ)



『…大地が』
「俺が?」
『…大地が、道宮さんと仲良いから』
「……はあ?」


(そんなことだろうと思った…)

大地は本当にわからないという顔で私を見る。
この大地のことだから、仲良いっていうのも無自覚だろうとは思った。


「道宮は部活の誼で仲良いって、前も言っただろ」
『あんなに仲良いのは違うじゃん』


あんまり無理は言いたくなかったし、部活の誼っていうのもわかってるつもりだったけど

(…なんか、悔しかった)


怯まず大地を見上げる。

すると大地は、観念したように息を吐いた。



「…まあ、俺も悪かったかもしれないけど、でもそれが浮気をしていい理由にはならないだろ」
『……うん、』


(そこは反省してるし、後悔もしてるけど)


それでも、自分の非を認めるのはなんか嫌で
何も言えないまま、口を噤む。

怒られるのか、
別れを告げられるのか

次の言葉への不安が募る中、大地は___



「不満があるなら、次からはちゃんと言いなさいよ。俺もそうするから」



(……え)

ぱっと顔を上げれば、呆れたような顔の大地の姿が。


『…許してくれるの…?』
「いや…こんなことされてもお前のこと嫌いになれないからさ。そばに居てほしいってことなんだなーと思って」


そう言って微笑む姿は、もういつも通りで
許してくれる大地の寛容さと、私がしてしまったことへの罪悪感で
思わず涙が溢れてきた。


『ごめ、ッ大地 …ごめんなさ…っ』
「はいはい、泣かない泣かない」


大地は私を抱きとめると、優しく背中をさすってくれる。



(あったかい……)



たくましい胸板に身を預けていると、

ふと、大地の低い声が耳元に響く____





「2回目はないよ」





その言葉が、胸に重くのしかかって



(…間違えても もうしないようにしよう)




私は心の中で一人、そんなことを決意した。

木兎光太郎 ー 狂→←*及川徹 ー 蕩



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ん?……君は誰だね!?(プロフ) - 夢主ちゃんのくずっぷりが、、、 (2020年6月20日 18時) (レス) id: c7581e2406 (このIDを非表示/違反報告)
Rena(プロフ) - 白布くんと影山に捨てられたくなるような小説でした。応援してます (2020年5月2日 1時) (レス) id: cec64ef57b (このIDを非表示/違反報告)
白並あんず - リクエストで瀬見さんやってもらいたいです…白布と影山は精神えぐられました…及川さんの話がお気に入りだったりしますw (2019年9月29日 0時) (レス) id: 110026f8f9 (このIDを非表示/違反報告)
まりも。 - リクエストで茂庭さんお願い出来ますか…? (2019年8月27日 14時) (レス) id: 6023cd4d77 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのティッシュ - リクエストお願いします!研磨とあかーしって大丈夫ですか…?よろしければお願いします。あと、応援してます!更新ファイトです(^-^ゞ (2019年8月27日 5時) (レス) id: 9aa7f700a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:は お | 作成日時:2019年8月24日 10時

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