第5話 響監督からのお願い ページ6
楓音｢ここが雷々軒か……｣
ん？なぜ今雷々軒に来てるかって？
それは響監督に呼ばれたからだよ
まぁ内容は知らないけど。
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
楓音｢来ましたよ。……やぁ，こんばんは円堂くんに染岡くん。」
円堂｢セレネじゃないか！今日はどうしたんだ？｣
染岡くんは顔さえ合わせてくれないねぇ
楓音｢……あ，監督に呼ばれたからね｣
染岡｢ﾁｯ…，監督！なんでコイツをチームにいれたんですか！？｣
まだ言ってるの？
響｢コイツの実力を見ただろう。雷門の中で言えば1番の実力者はセレネだ。｣
染岡｢っ。でも！｣
楓音｢でも……なに？私がそんなに気に入らないのかい？｣
わざと笑顔で言ってやった…！
染岡｢ﾁｯ，てめぇ。さっきから調子に乗りやがって！｣
ﾄﾞｯ
円堂｢おい，染岡！｣
楓音｢暴力は辞めてくれないかい？……そもそも，何をそんなに熱くなってるのやら分からないんだが｣
響｢…染岡。やめろ｣
染岡｢…ｯ……はい｣
円堂｢ほら，行くぞ染岡。悪いなセレネ｣
別に……なんで円堂くんが謝るのか
楓音｢私は気にしてないよ…。染岡くんがいくら私を嫌おうと構わない。けど，チームの妨げになるような言動は慎んで欲しい……もちろん，決勝戦勝ちたいならね｣
染岡｢！……｣
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
楓音｢全く……。それで，監督。話とは？｣
響｢お前に話すことは頼みがある。｣
監督の頼みとはこうだった。
決勝戦の前半戦。
私にはオーガの個人の行動を観客席から見ていて欲しいとの事。
後半戦は，スタメンとしてでてもらうらしい
楓音｢…分かりました。それと…監督。
私のポジションは？｣
響｢…お前には---------。｣
楓音｢！……了解です｣
……面白くなってきた。
楓音｢あ，私からもお願いがあります｣
楓音｢オーガ戦当日まで，私は個人の練習をします。なので，雷門での練習はやりません。｣
響｢……そうか。｣
楓音｢えぇ，では…失礼しますよ｣
……ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
響｢影山と関わりを持つもの…か｣
楓音｢オーガに勝つ…。そのために個人の能力ももっとあげないと。｣
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作者名：秦中=紅 | 作成日時：2019年1月14日 22時
