世宇子中キャプテンの妹【イナイレ･オーガ】 (ページ3)

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第2話意外な一言ページ3

楓音Sing

……ﾋﾟｰ ……ﾋﾟｰ ……ﾋﾟｰ

楓音｢…んん………？ここは…｣

目が覚めると真っ白な天井が見えた…。

どこだろう

楓音｢確か私は，オーガと戦って……｣

オーガと戦ったあと何があったんだっけ……

楓音｢……ぁ！そうだ…ｲｯ…｣

バッと起き上がると体中に痛みが走る

楓音｢皆は大丈夫かな……｣

ベットからおり，スリッパをはくと病室を出る

壁をつたいながら歩いていると

ヘラ先輩達が見えた

楓音｢ヘラ先輩…！｣

私が声を振り絞って名を呼ぶと

ヘラ｢！セレネ……！｣

こちらまで来て肩を貸してくれた

ヘラ｢目が覚めて良かった…｣

皆の安否を確認できてこちらも嬉しかったが…，

兄であるｱﾌﾛﾃﾞｨの姿がない

楓音｢ねぇ，ヘラ先輩……ｱﾌﾛﾃﾞｨは…｣

ヘラ｢……ｱﾌﾛﾃﾞｨはまだ目が覚めていないんだ｣

ヘラ｢…昨日の試合のこともあるが，ｱﾌﾛﾃﾞｨは神のアクアの実験体にされていたらしい。｣

楓音｢…実験体……？｣

嘘だ…，それじゃあその影響もあって…

楓音｢…ありがとうございました……｣

……影山総帥は…，そのために神のアクアを？

ヘラ｢おい，そんな体でどこに行くつもりだ｣

楓音｢影山総帥の所です…｣

ヘラ｢無理を言うな。そんな状態じゃ危険だぞ｣

分かってる…分かってるけど

楓音｢私は…，影山総帥ときちんと話を付けたいんです。だから……｣

ヘラ｢……はぁ，仕方ないな。｣

ん…？なんでしゃがみこんで……んん？

乗れということですか

ヘラ｢早くしろ…。連れて行ってやるから｣

楓音｢！…ありがとうございます｣

背中に乗って

看護師｢！ちょっとどこに行くつもり？｣

看護師に呼び止められたが，世宇子の皆が
引き止めてくれていた。

流石……といった良いのか

いいチームに恵まれたと思う。

ヘラ｢中まで行くか？｣

楓音｢いえ，ここまでで大丈夫です。｣

ヘラ｢そうか。待ってるからな｣

楓音｢ありがとうございます。では｣

ｳｨｰｰﾝ

影山｢目が覚めたか。何の用だ｣

そんな平然としてよく言えるよね。

楓音｢兄の事で話があります。｣

影山｢その話とは神のアクアだろう｣

楓音｢なぜ…，兄を実験体にしたんですか｣

影山｢お前に話すことは何も無い｣

！！？

楓音｢彼は私の兄ですよ？！今も目が覚めないって言うのに…｣

影山｢……ならこうしよう。これから雷門に行き，チームとしてオーガを倒せ｣

意外な一言だった。