私の胸の鳴る理由

3 ページ4

つかさside



つ『篠原つかさです、「篠原」でいいよ！』

『一応学級委員やってるからわかんないことあったら･･･』


有『「つかさ」？』



ドキ



つ『･･･そうだけど･･････』



･･･なにこいつ

初対面のくせにそこ反応する？


どーせ男っぽい名前だよ



･･･やだなぁ


【「つかさ」？なにそれ本名？】

【うっわ男くせ〜】


またからかわれんのか･･････



有『じゃあつかさ、俺まだ教科書そろってないから見せてくんない？』



つかさ



つ『へっ！？』


有『あ、だめ？』


つ『いや、そうじゃなく！！なっなんで名前･･･』


有『え、だっていい名前じゃん』

『似合ってんのに隠すのもったいねーよ』



A『私もつかさちゃんって呼んでもいい？』


つ『う、うん、！！』


A『ふふ笑』




その言葉と初めての笑顔は


そりゃあもう破壊力バツグンで



有『えーなにおまえんち7丁目？』


「うん 7丁目」


A『私たちと近いね！』


有『じゃあ一緒に帰らん？』


「えっ！？う･･･うん」



そこから2人と親しくなるのに


時間は全然かからなかった






気づけば私は

有馬に２年越しの片想いをしている



大切なAが有馬を好きだって分かってるけど


自分の気持ちに蓋をしたいわけではない･･･


どうすればいいんだろう...

4→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す