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Aside


「はぁ、はぁ、はぁ、」



全力で走って隼人くんの家に向かった



「はっ、隼人くん、!隼人くーん!」



こんなに全力になるのも、大きい声で叫ぶのも全部初めて


ここまで虜にしてくれる隼人くんに想いを伝えたかった



ガラッ



向こう側で窓が開く音がして向かった




有『A、近所迷惑・・・ 』


「あ、ご、ごめん」


有『どうしたの?』


「あ、あのね、!」

「わたし、」



「やっぱり隼人くんのことが好き、!!」



有『、、!』


「昨日、私のために怒ってくれてありがとう」

「私・・・ まだ諦めないから、頑張るから、!」



あれ、私なんでこんなこと言ってるんだろう・・・


我に帰って恥ずかしくなった



「・・・っ、そ、それを伝えに来たの、それだけ・・・」


有『・・・プッ、ははは笑』


「ちょ、ちょっと、笑わないでよ」


有『ごめんごめん笑 Aがそんなに真剣に想い伝えてくれたの珍しくて』



慣れないことなんてしなきゃよかった・・・



「、、、」


有『ありがとう』


「、え、?」


有『想い、ちゃんと届いたよ』

『まだすぐには答えだせないけど、ちゃんと届いたから』


「、、!」



よかった・・・



「、じゃ、じゃあ、私帰るね、またね」

有『A!』



学校に戻るために隼人くんの家に背を向けようとした時に名前を呼ばれた



有『俺も北高』

『春からまたよろしくな!』


「え、、!」




いろいろな想いを乗せて

私たちは高校生になる

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作者名:こばと | 作成日時:2022年11月10日 17時

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