私のBoyfriendはオレンジ色

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Aside


『スタート』


その言葉を合図に2人の消防士さんがロープを登り始めた





その瞬間、時が止まったように感じた


蛯原さんと一緒に登っている人


蛯原さんと比べると少しペースは遅いのかもしれない


でも私の目にはその人だけが輝いてるように見えた


私はいてもたってもいられなくて近くにいる新堂さんに質問をしていた


「新堂さん、今蛯原さんとロープ登はんしているあの人なんて方ですか？」


新『右側の？』


「そうです！」


新『あの子の名前はね、』




『“児嶋元気”だよ』





児嶋元気、さん、、





私、一目惚れしちゃったかも









紗『私たちもなにか体験してみたいな〜なんて』


新『いいね！じゃあ、』


「あ、あの、私少し疲れちゃったから近くで休んでます」


紗『え、A大丈夫？』


「うん！大丈夫！」

「あ、そういえばリュウくん消防車見るんだよね？私リュウくんの様子見ておくよ！」


萌『ほんと？ありがとう！』



そのまま萌衣ちゃんたちは体験の方に行った


リュウくんと話しながら休んでいると



元『リュウくんと、Aちゃん、だよね？』



え、、

また時間が止まった気分になった


少し前まで見ていた児嶋さんが目の前にいたのだ



「、、、あ、！は、はい、！」



元『向こうの消防車見に行こっか！』


リ『行くー！！』




まさか、一緒にいれるとは


ビックリしすぎて頭が回らないけど、少し前までの疲れてた私に全力で感謝した

8→←6〈出会い〉

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