怪異な怪異の仲間達 【怪異症候群】《 合作》

この発想はなかったのでは？私天才かもしれぬ(白目)(ティアリスト) ページ23

ネタが思いつかない

いや、思いつくは思いつくんだけど書く気分にはならないんだ

例えば小暮さんや氷室さんが性転換したら･･･とか、小暮さんの本性があらわになったときを面白おかしくしてみようとか、小暮さんにドッキリをしかけようとか･･･

そんなことを考えてると小暮さんが冷めたような目でこちらを見て言った

｢あなたはなんでこんなに僕をいじるんですか｣

｢い、いやだって･･･小暮さんの妄想が止まらなくて･･･｣

｢･･･あなたは僕のことが好きなんですよね？｣

｢･･･はい｣

｢そしたら、僕を喜ばせるようなことをするのが普通なんじゃないですか？好きな人にならそうするべきですよね？｣

｢ごもっともです。｣

そう言うと小暮さんはうーんと考え込んだ

｢どうしたんですか小暮さん｣

｢いや･･･自分で言っといてあれですが僕の好きなものってなんだろう･･･と｣

｢え？氷室さんじゃないんですか？｣

｢人が真面目に考えてるのにふざけてるんですか？｣

｢ごめんなさい｣

私が素直なのは怖かったからじゃない、小暮さんの裏のある笑顔が素敵だったからだ

｢でも小暮さんの好きなものを小説のネタにするのはいいとして･･･好きなものがないって言うのは問題ですよ･･･｣

｢僕もあまりそういうの考えたことなかったですし･･･｣

｢何かないんですか？好きなものじゃなくても『これしてる時落ち着く』とか『この人といると楽しい』とか！｣

｢･････････｣

｢小暮さん？｣

私の言葉を聞いて何かを深く考え込んだ小暮さんに疑問を抱き私は小暮さんの顔をのぞきこんだ

｢あ、いや･･･別に･･･心当たりはありませんね･･･｣

小暮さんはそういってそっぽを向く

これは･･･心当たりがあったんだな･･･

｢えー･･･ほんとに無かったんですかぁ？それにしてはやけに態度が不自然じゃないですか？私の言葉を聞いてから挙動不審で･･･｣

｢その言い方なんか腹立つ｣

｢小暮さんの真似ですけど･･･｣

｢･･････。ま、まあそれは置いといて。小説を書くのはいいんですけど僕をいじるのは辞めてくださいって言うことを僕は言いたかったんです｣

｢えー･･･｣

｢僕はあまりいじられるのは好きじゃないんですよ｣

｢いじる専門みたいな感じですもんね･･･原作の最後のヒムロサァァァアンさえ無ければ･･･｣

｢･････････｣

｢何でもないです。｣

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