怪異な怪異の仲間達 【怪異症候群】《 合作》

今日は何の日？(ティアリスト) ページ3

おさまらな(ry
〜〜〜

一番右にあるチョコを掴む

そしてゆっくりと口に入れていく

｢･････････｣

｢･･････｣

私が口に入れたのを確認すると小暮さんが突然ニヤリと笑みを見せた

｢な、何笑って･･･｣

｢いえ、チョコをそんなに丁寧に食べる人を初めて見たのでおかしくて笑っただけですよ？｣

そう用意していたかのような言い訳を述べる小暮さんをみて私は覚悟を決めた。

そう･･･反応しなければいいのよ･･･たとえカニ味でもワサビ味でも私の嫌いなピーマン味でも、反応しなければいいの

小暮さん求めている表情を出さなければいいんだから･･･

ゆっくりチョコに歯を差し込む

｢･････････｣

｢･･････｣

｢･･････！！？｣

こ、これは･･････あ、

甘い･･･美味しい･･･

普通の至って普通のミルクチョコだった

｢え、え、えぇ！？｣

私は驚いて小暮さんの顔を見るのと小暮さんが口を開くのは同時だった。

｢あれ？どうしたんですか？神代さん。まさか僕があなたにバレンタインデーのときみたいになにか混合したチョコを持ってくると思ったんですか？えー･･･僕がそんなに子供っぽいことすると思いますか？あ、でも神代さんのその『慌てた』様子を見ると思ってたんでしょうねぇ〜｣

言いたくて言いたくてたまらなかったと言うかのように小暮さんが一気にまくし立てた。

その言葉に思わず顔を真っ赤にする

｢･･････っさい･･･う、うるさいですよ･･･｣

顔が熱く、そして小暮さんの顔を見たくないためにそっぽを向いてそう呟く

｢･･････その顔が見たかったんですよ。きっと僕にはその顔は見せてくれないだろうから｣

小暮さんが小さく言ったその言葉･･･本音を興奮していた私が聞き取ることは無かった。



〜〜〜
ごめんね！初回で１話に収まらない事態(笑)
基本的にこの短編集は1話ずつです！

そして次の番になったら由佳の本命さんを書きたいと思います！

では次→秋怪ちゃん！

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