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きっかけの先端では・・・(ティアリスト) ページ20

※コトリバコを原作で持ち出したかどうかは定かではありません

神代家の旅館に忍び込み

一つの箱を手にする

なんとも言えぬ雰囲気を漂わせる箱

持ってるこの手も震えてくる

しかしこの手の震えは恐怖じゃない

これから起こすことへの、興奮

思わず頬をゆるます

これで、全てを変える

ふと別のところへ目を置く

護身用にでも・・・

そうして手に取ったのは一つの棒

呪術師の家系にあるもんだ

効力はそこそこだろう・・・

俺は片手にコトリバコ、片手に神代家の呪術に使われてただろう武器を持って

旅館を後にした・・・。



「何をしてるんですか?小暮くん」

「っ!?な、中川さん・・・!?」

「今日はあなた、早帰りで早くに切り上げたのでは・・・?」

「い、いや・・・まあ・・・買い物を・・・」

そう言って俺はコトリバコと棒を入れてる袋を後ろに隠す。

「・・・ほぉ・・・」

中川さんは後ろに隠した袋に視線を向けながらそう呟いた。

ここで中川さんにバレたら・・・全てが水の泡だ

「そ、それでは僕はこれで・・・」

いそいそとこの場を去ろうとする。

明らかに不自然だがしょうがない。この言い訳は後で考えよう

「ちょっと待ってください」

「・・・・・・」

案の定、中川さんはすぐに俺を呼び止めた

「その袋の中のもの・・・」

「・・・・・・これは・・・」

中川さんは指を指しながら俺に言う。

袋の中・・・・・・なんて言おう・・・

まさかコトリバコが入ってるなんて言えない

「まさかその袋の中のものは・・・」

「・・・・・・・・・・・・」

「彼女へのプレゼントですか?」

「は?」

「いや、小暮くんも若いからモテるんでしょ?何ですか?彼女の誕生日か記念日が近かったりするんですか?」

そう言って中川さんは笑顔になる。

「・・・は、はぁ・・・まあそうですね」

突然のことに思わずたじろぐが逆にこれは良いチャンスだ。

「誰にも言わないでくださいね」

「えぇ、もちろんですよ。」

しっかり口止めを要求して俺は再び去ろうとする

「・・・・・・・・・」

そんな俺の背中を中川さんはじっと見つめる

その目は先ほどの笑顔とは真反対の鋭い目だった。

「道を踏み外すことだけは辞めてくださいね。小暮くん」

そう呟いた数日後、あの悪夢・・・怪異症候群2が始まることとなる・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あのOPの時、誰かと遭遇していてほしいと願いです

怪異症候群で女子会をしたらこうなる(秋怪)→←猫耳と尻尾が生えた時の反応2(秋怪)



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ゆうりん - ティアリストさん、返信ありがとうございます!そんな裏話があったんですねw (2017年3月27日 0時) (レス) id: 955e9ba672 (このIDを非表示/違反報告)
ティアリスト(プロフ) - ゆうりんさん» コメントありがとうございます!回転寿司はパターンを変えている小説の書き方の中でも好きな書き方だったので私自身もとても楽しみながらかけました!このネタは焼肉屋に行った時に思いつくという謎の裏話もあります(笑)これからと応援よろしくお願いします! (2017年3月21日 22時) (レス) id: 38e65c6bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうりん - すごい面白いです!私のお気に入りは、回転寿司と菊川警察署特務課は今日も賑やか、です!更新待ってます! (2017年3月21日 22時) (レス) id: 955e9ba672 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティアリスト、秋怪 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年3月14日 20時

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