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回転寿司 前章(ティアリスト) ページ17

「高いものはできるだけ控えてくださいね」

全てを諦めた中川さんがそう呟く

が、それを聞き入れる人なんて特務課にはいない

金森さんが真っ先に手を出したのは高級ウニ

高木さんはアワビを取ろうとするがレーンの支配者金森さんによって玉子が送られた。

「俺はマグロからいこうかな・・・」

氷室さんはそう呟いて流れていく寿司を眺める

流れてきたら小暮さんに取ってもらおうとしているのだろう・・・

が、しばらくたってもなかなか流れてこない

中トロは結構流れてくるのだが、一つしか皿にのってないため氷室さんは取るのを控える

ん?そういえば・・・

小暮も寿司をまだ取ってないな・・・

ふと小暮さんをみて氷室さんは思う

小暮さんも同じくレーンをじっと見つめて何かを待っているみたいだった。

・・・・・・・・・来た

そんなこと考えていたら待ちに待ったマグロが流れてきた

「小暮、そのマグロ取ってく」

「おっ、きたきた・・・やっぱ最初はマグロでしょ」

「・・・・・・」

氷室さんが頼む間もなく小暮さんはマグロを手に取りそのまま口に頬張る。

残念なことに流れてきたマグロは一皿だけだった・・・・・・

「・・・・・・」

「ん?氷室さん、食べないんですか?寿司取るくらいなら僕やりますよ?」

「・・・ぐれ・・・」

「えっ!?な、なんでそんなに怒ってるんですか!?」

「怒ってない・・・・・・ただ・・・またお前は・・・そうやって邪魔を・・・」

「いや怒ってるじゃないですか!?え、僕なにかしましたか!?」

「・・・・・・お前席変われ。俺がレーン側になって取る。マグロをとる。変われ」

「氷室さん!顔!顔!姫野さんに見せられないような顔してますよ!?」

「美琴くんの名前をいえばいいと思ってるのか」

「すいません!」

「落ち着いてください。小暮くんも今回はわざとではありませんよ。今回は」

一部始終を見ていた中川さんがイワシを取りながらそうなだめた・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いますよね、注文できるのに流れてくる寿司だけしか食べない人

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ゆうりん - ティアリストさん、返信ありがとうございます!そんな裏話があったんですねw (2017年3月27日 0時) (レス) id: 955e9ba672 (このIDを非表示/違反報告)
ティアリスト(プロフ) - ゆうりんさん» コメントありがとうございます!回転寿司はパターンを変えている小説の書き方の中でも好きな書き方だったので私自身もとても楽しみながらかけました!このネタは焼肉屋に行った時に思いつくという謎の裏話もあります(笑)これからと応援よろしくお願いします! (2017年3月21日 22時) (レス) id: 38e65c6bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうりん - すごい面白いです!私のお気に入りは、回転寿司と菊川警察署特務課は今日も賑やか、です!更新待ってます! (2017年3月21日 22時) (レス) id: 955e9ba672 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティアリスト、秋怪 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年3月14日 20時

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