３. Like × Love

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《 日程が合ったらの話だよ


裕也くんには適当に返事をしてスマホから目を離したら
にっしーが起きたみたいで目を擦りながら欠伸をしている。



『今の顔、ファンに見せられないよ』

西「確かにそうかも」



寝足りなーいとにっしーは言いながら、体制を更に崩す。


スマホからピロン♪と鳴って、裕也くんからきたと思ってた。


見る気分じゃなくて、私はそのままスマホをバッグにしまう。

……このバッグは、宇野ちゃんがプレゼントでくれたもの。



『はあ……』

西「ため息ばっかしてたら、幸せ逃げるよ？」

『あー聞いたことある』


にっしーの眠気が移ったのか、私もだんだん眠くなってきたけど。


「着きましたよ。気を付けて」



マネージャーの声が聞こえて、一瞬で眠気が飛んでいった。



『はーい。お疲れ様でした』

西「伊藤くん、お疲れ様ー！！」



マネージャーと別れたところで、目の前のBARに入っていく。

マスクだけの特に変装はせず、ゆったりした雰囲気に飲まれた。



植物で視角になってるカウンター席に座って
息苦しいマスクも外して甘めのカクテルを頼んだ。


静かなBARはゆっくりするのに心地良くて、ずっといてもいいくらい。



西「あのさ、質問していい？」






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