３. Like × Love

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楽屋に戻ったらにっしーの一人でだけで
私に気付くと待っていたかのような顔をする。



西「これから暇？飲みに行かない？」

『二人で行くの？』

西「ダメ？」



にっしーと二人だけで飲みに行くなんて
デビュー当時に一度行った以来かもしれない。


久し振りで嬉しくなって、いいよって即答したら。



西「一緒に乗せてもらう？」

『そうしたほうが早いよね』


私達はマネージャーに乗せてもらって
何度か来たことのあるBARに向かっていった。


にっしーは少し眠たそうで、目が閉じそうになってる。


『今寝てどうするの』

西「着くまでに時間あるでしょ？」

『まああるけど。起きないとかやめてよ？』



にっしーは笑ったあと、すぐに眠りについてしまった。



メッセージがきてたから、開くと“ 裕也くん ”だった。



裕也くん《 今度いつ会える？


付き合ってるようなメッセージを送ってくる。


《 ツアー中だから、忙しいよ



少しでも忘れてほしくて、精一杯の素っ気なさで返した。

今は真司郎の言葉と、切ない顔が浮かんできて。



裕也くん《 そっか。でも、会いたい



他の男が好きだって言ってるのに裕也くんは
分かりやすいアピールをしてくるから調子狂うんだ。






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